「日常が面白い」牡蠣工場 bomb1978さんの映画レビュー(感想・評価)
日常が面白い
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全く今の私の日常と異なるし、
変な加工が入っていないから、リアルに感じました。
これが社会科の授業のビデオ教材みたく、
妙な理屈、例えば経済的な理論、解説などが
入ってたら、退屈に感じてしまったはずで。
第一次産業だとか3Kだとか、若者が来ないだとかも
取材で直接、当事者の口から出てるから、
ホンモノ感が強い。
それに加え、私生活も描くから面白いのかな。
あと、人の心理も。
後半でおじいちゃんが、突然、
緊張感のある存在?になるのだが、
思えばその伏線もあったり。
記録ベースの内容だからこそ描かれた
偶発的なアクシデントでした。
偶有性を折り込んだ作成手法は
リアル感、新鮮さ、自分がその場を体験してるような感覚を提供してくれました。
ドキュメンタリーならではの楽しみです。
また、作業としては同じことを繰り返しながらも、
取り巻く環境の変化もあるために
(中国の労働者が入ってきたり、
作業者自らが震災で宮城からやってきたり。)
実は完全に同じことの繰り返しではないことも
そこから見えてきました。
これは、私の日常においても言えること。
また日常に戻り、それを楽しんで生きたいと
思いました。
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