「怒り狂った小栗旬とヤバすぎる妻夫木聡」ミュージアム ひろっぴさんの映画レビュー(感想・評価)
怒り狂った小栗旬とヤバすぎる妻夫木聡
「ミュージアム」鑑賞。
※原作は未読。今回はかなり細かいネタバレを記しますので、お読みになる際にはご注意を。。
〈あらすじ〉
雨の日だけに猟奇殺人を繰り返す殺人鬼・カエル男を追う刑事・沢村が次第に追い詰められる物語。
◎良かった所
・第1~5の私刑がめちゃくちゃ怖い。それぞれの私刑を見ていると、どうしてもSAWを思い出してしまうのですが、違いますね。SAWみたいなグロテスクな演出がないんですから。笑
でも、そういった演出はなくても、かなりグロいです。一番驚いたのが、最初のドッグフードの私刑です。腹を空かせた獰猛な犬を鎖で繋がれた被害者へ放つという私刑。被害者はなんと可愛らしい若い女性だったとは驚いたな~(^^; 愛犬家で犬に食べられるとは、、残酷すぎ!
・次に第2の私刑ですが、あのオタク腹立ちますねw 死ね死ね言ってましたし、どうしてあんなオタクが裁判員に選ばれたのか不思議です(^^; 私刑もかなりグロいですw SAWみたいな演出はないですけど、、グロいですw
・第3~4の私刑はそんなにグロくはなかったのですが、5の私刑の針せんぼん飲ますの刑は強烈だった(^^;
・物語後半、沢村(小栗旬)とカエル男(妻夫木聡)の激しい殴り合いも凄かった。妻と子供が拉致されて怒り狂う沢村と自分はアーティストだと名乗る殺人鬼・カエル男こと霧島がとにかくヤバイ。
・沢村がカエル男の罠にはまり、部屋に監禁されてしまう。部屋には、妻と子供のマネキンが置いてあり、パスワードを打たないと出られず、出るためにはジグソーパズルを解くこと。カエル男が壁の管からハンバーガーやジュースを放り込まれ与えられる。やっとの想いで監禁部屋から脱出に成功した沢村。目の前には汚い台所。まな板の上には生肉やハンバーガーの作りかけだった。冷蔵庫があり、妻と子供の写真が貼ってあった。その冷蔵庫を開けた途端…驚くことに、妻と子供の生首(本当はフェイク)が置いてあった。それを見た沢村は、怒りと悲しみが増大。自分が食べたハンバーガーは二人の肉だったのか。。怒り狂って叫び、沢村はもう精神崩壊寸前。「殺してやる」と何度も連呼してましたし、、演技がとにかく素晴らしかった。(^o^) カエル男の妻夫木聡も殺人鬼役としてはピッタリでド迫力でしたw
・妻役の尾野真千子の演技もすげーリアルで素晴らしかった!(^^)
・3年前のある誘拐殺人事件の裁判員制度を背景にカエル男の猟奇殺人事件を追う沢村、そしてその妻と子の過去を織り混ぜ、グロさはあるものの、他の映画と比べるとグロさは極限に抑えめな感じを受けましたね。SAWのほうがもっとグロテスク!w
・話のテンポが良いし、分かりやすい。
◎気になった所
・アクションがちょっと地味だった。
・西野(野村周平)の活躍がもっと見たかった。CMの通りあのまま真っ逆さまに落下して死亡します。個人的にはもっと活躍して欲しかったかな。
・小栗旬が熱血過ぎ。声がとにかくデカかったw
~まとめ~
・凄く面白かったです!(^o^) 演技がとにかく素晴らしいですし、グロいです!
あ~ハンバーガーがトラウマになりそう…(笑)