「宣伝が大ウソ。実際には老人虐待映画」偉大なるマルグリット oozappa1988さんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝が大ウソ。実際には老人虐待映画
まず大前提として、本作はコメディでは無い。全編通して暗い、陰影の濃い美しい画面作りはさすがヨーロッパ映画というべきか。それだけに画面が深刻になりすぎて笑いどころと言われる彼女の歌唱シーンも笑えない。つまり本作を笑って泣けるコメディだと思って見に行くと手痛い目にあう。
がこれは配給会社の小細工であって映画そのものの落ち度ではない。しかし映画そのものも僕は個人的に気に食わない。フランス人のインテリはアメリカがとても嫌いなのだろう。フランスのアニメ映画ベルディブランデブーでも露骨にアメリカを風刺するシーンがあった、しかしこれに比べればいいほう。
この作品ではフランス人の高邁な精神性がとても好きな人に合うだろう。
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