「ファンメイドのような味わい」エイリアン コヴェナント サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンメイドのような味わい
プロメテウスの続編で、エイリアンの誕生談でもある本作。エイリアン第一作を踏襲したのか大量のエイリアンとの大戦ではなく、いち個体との死闘を描く。
その割りには雰囲気がエイリアン2だったなあ…「完璧な生命体」であるエイリアンの完全無欠さが全く表れていない。
まあ、2も好きだからいいんだけど、1のじっとりとした、徐々に追い詰められていく恐怖を観たかったなあ。
モンスターパニック映画としては上々。プロメテウスの続編としてもかなり面白い。それならタイトルはプロメテウス2の方がよかったんでないの?というツッコミはおいといて。
降り立った惑星で未知の生命体に遭遇、訳もわからないまま船員が減っていく様子はエイリアンそのもの。モンスターも気持ち悪さが半端なく、かなりの高得点。モンスターに翻弄されまくる前半は非常に面白い。
ただ、後半プロメテウスとの繋がりが顕になったあたりからは少し雰囲気が違う。いや、毎回こんな感じだったっけ?ずっとモンスターの恐怖に怯えていなかったなあ…エイリアンが船に入り込んだあともあまり危機感を感じなかったし。追跡できすぎてるんだよね、仕方がないけど。
オチは、まあ、よそうできるのではないでしょうか。後半に少し不満があるが、方向性の違いみたいなものなので、充分楽しめた。続編もあるのかな?
コメントする