「絶望の産声」エイリアン コヴェナント nobe666さんの映画レビュー(感想・評価)
絶望の産声
悪い意味で予想を裏切るトンデモ映画、プロメテウスとSFホラーの金字塔、エイリアンを繋ぐ作品。
どう繋げてくるのか…前作への絶望感と旧シリーズへのリスペクトが入り混じる中で鑑賞
結果としては大アリでしょう
プロメテウスとエイリアン1にしかなかったオープンフィールドもあれば、従来の宇宙の閉塞性もあって両者のいいとこ取りの中間で着地させてた感があった
なにより、エイリアン1に繋がるという点で当時のモンスターが現代の映像技術で拝めたことに感動
またプロメテウスみたいなタコが出てきたら絶句していたところだ
アンドロイドのデヴィッドとウォルターの兄弟感も話を繋げるため巧みな使い方をしていたと思う
残念なのはヒロイン
シガニーウィーバーのような美しくも強い女性という従来のシリーズ出演者に比べ、強さはあるも顔が弱くて…
何より残念だったのはクルーの使い方
ホラーである以上犠牲者を出さなきゃいけないのは分かってる
けどなんともムダというか残念な死に方が多すぎて…もう少しマシな死なせ方があったんじゃないかとがっかり
と、残念ばかり述べてはいるが低予算ホラーが主流の現代でこうした壮大なサーガを拝めることには感謝している
もしかしたらエイリアンに向けてもう1作品間に挟む?そんな気が少しだけした
我々はどこから来たのか?一番のお題の答えがまだ見当たらないので…
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