「七海(黒木華)の幸せなひととき」リップヴァンウィンクルの花嫁 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
七海(黒木華)の幸せなひととき
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か弱い女性である七海(黒木華)が、詐欺師にカモられてどうなるのかと思ったけど、女優の真白(Cocco)と意気投合し、友情物語になる明るい展開に驚いた。
ふたりのナナの運命的な出会いを描いた、矢沢あい原作の大好きな作品『NANA』を彷彿とさせる。
アズナブルの安室(綾野剛)、「ランバラルの友達だから」ってガンダムネタを使いすぎるし、怪しい奴であるが、結局、七海にとってはヒーローでしかなかった。
雇い主でAV女優であった真白も、七海にとっては心の隙間をお互いに埋めあえる最高のパートナーであった。
真白の実家でのクレイジーなシーン、誰も望んでいないのに安室まで全裸になった後、映像はないが七海も泥酔して裸になったのだろうと推測。
はじめから安室が仕組んだことだとしたら、彼の目的はAV女優として使えるかどうか試し続けていたのかもしれない。
しかし七海は、いつも結果的に楽しかったり美味しかったり幸せだったりする。
七海が誘導される道は良いのか悪いのか、真白がそうであったように後悔していないなら良い方へ向かっているとも言えるし、騙されて抜け出せずにいることにも氣付かないで可哀想であるとも言える。
再び視聴したくなる好きな作品。
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りかさんのコメント
2024年10月28日
すみません、せっかく意気投合されてられるのに、水をさすようで。黒木華さんや綾野剛さんの芸上手が出てられますが、七海の生き方はなんとも言えないです。もっと強くなれ、とか言う気もないですが、この生き方は❓❓⁉️