ふきげんな過去のレビュー・感想・評価
全59件中、21~40件目を表示
引きこまれる
どういう演技指導をすれば役者たちにあんなリアルな芝居をさせられるのかな。リアルなようでよくみるとちょっとズレていてそこから醸し出される独特な空気に気がつけば魅了されている。あらゆる事がよくわからないまま時間だけが過ぎて行く。ま、そんな映画もたまにはいい。
面白すぎる(笑)
変な人たちの繰り広げる変なストーリー。
シュール過ぎて感動(笑)
この世界観、大好きです。
小泉今日子も二階堂ふみも上手すぎますね!
他のキャストも最高でした。
セリフの面白さとか、会話のテンポの絶妙さとか、わけのわからなさにハマってしまいました。
のりのホンダの嫁?って…ワニ?って…本当にハマる(笑)
もう1度観たいです(笑)
独特な世界観
何かを見つめる二階堂ふみの表情から始まり、バチバチとなにか繰り返す音。なんの音かと思えば傘を叩く音だった。野村さーんと呼んだら外国人が現れたり、義足の男性も出てきたり。で、もりのほんだのおくさんって誰よ?という風に、しょっぱなから変わった感じで、どんな話なんだ?ってとこから始まる。
私から見たら結構変わった事がある日常に見えるけど、主人公は退屈な世界に感じているらしい。それでいつでも不機嫌。夜に土を掘り返したり、爆弾作ったり、傘でブッ刺したり、結構変わってる人生だと思うのにな。普通ではビビるところで笑ったりするから、どんな大人になるのか不安にもなった。
この独特な世界観、変わってるけど有り得そうで嫌いじゃない。
二階堂ふみと小泉今日子の親子の演技はとても良かった。
この空気感たまらないです。
モリノホンダノオバチャン
この言葉に凄く惹かれた。意味は分からないけど。
いや分かるんだけど・・・。
すごく面白いです。
前々関係ないのに、二階堂ふみもエロいし。
小泉今日子も、板尾創路も、山田望叶も良かったー。
あと、ご覧になる人は、各描写の背景にも注目です。
平凡につまらない毎日を送っていた果子。一見すると日常を静かに描いた...
平凡につまらない毎日を送っていた果子。一見すると日常を静かに描いた映画なのかと思わせるが、そうではない。SFやメルヘンなど様々な突飛な出来事が起こってくる。
結局あのおばはなんだったのか、高良くんの存在はなんだったのか、最後までよくわからない
しかし見ているうちに、こうかな?やっぱりこっちかな?色々と考えながら見ることができてとても楽しい。最後の二階堂ふみさんの表情が素敵。はっと何かに気づいて、映画は終わる。
あのワニは果子のおばで、誘拐された子供はおばであるワニに食べられたのか。
もう一度DVDでゆっくり見たい!
惚れた世界観
もうとにかく前田司郎さんの世界観のファンなので、新作を映画館で見る事ができて本当に最高です。五反田団という前田さん主宰の劇団さんの公演も一度観たことがあり、この方が作り上げる、どこか懐かしいような雰囲気とほっこりする雰囲気を持っている映像がやっぱり良い。そして、この映画はファンタジーで青春映画のような要素があって、ワクワクできるし、ドラマ性も深く、そして、エキセントリックな演出、とにかく最高でした。二階堂ふみさん、小泉今日子さん、このお二人の掛け合いを観るだけでもじゅうぶんに価値がある。本当にすばらしい女優さん。
雰囲気と小手先の会話、そして二階堂ふみ氏を愛でる二時間。
この作品の持つ雰囲気が好きか嫌いか、が全ての評価を分ける一本。
「大山鳴動して鼠0匹」
「粋だがクスッと止まりの、基本会話劇」
「申し訳ないが最早出るだけで笑える高良健吾氏」
コレを楽しめるかどうか。
二階堂ふみ氏とキョンキョンは、もうその存在だけで良かったが。
なんかコレ、舞台ッポイな、アレっぽいな…
と思ったら、やはり「ジ、エクストリーム、スキヤキ」の監督さんだった。
この特定感が良いのか悪いのか、自分には解らないのだけれど。
今後の日本映画における「作家性」の行方を少し考えた作品。
狩人の夜
助演の兵藤公美さんがとても上手い。良い具合に浮遊した物語に、下町感・現実感というバランスを加えていたのは彼女のような気がする。彼女が出ている映画は面白いのが多いなあ。
夏の川沿いの匂い、蒸し暑さみたいなものを映画から感じられて、そこも良かった。
特に夜のお散歩シーンは、『狩人の夜』みたいで、いいぞ、いいぞと心の中で拍手。
全体的に満足した映画だった。
—
あとは完全に個人的な好みの問題だけども。
前田司郎さん脚本の『生きてるものはいないのか』(監督は別の人)がすんごく好き。だから見に行ったというのもある。本作のほうが遥かに良くまとまっているけれども、『生きてる〜』の破綻ギリギリの疾走感をもう一度見たかったなあという気もする。
シティボーイズの最終公演を演出された前田司郎さん、映画ではどんな作...
シティボーイズの最終公演を演出された前田司郎さん、映画ではどんな作品を観せてくれるのだろうと期待していったら、なかなか捉えどころのないモノを放り投げてきました。
はっきり言って期待外れででしたが、これはこれで好きという微妙な感想です。
突飛な設定を盛り込みすぎたせいで、テーマへの指向がとっ散らかっている印象です。シティボーイズの舞台であれば、このシュール加減も笑いに昇華できたのですが、映画だとちと難しかったようです。逆に、阪本順治監督の「団地」くらい狙いにいっても良かった気もします。
けれども決してつまらないわけではなく、これを斜めに構えて観ると、なんとも言えない味わいがある。二階堂ふみは間違いなくそれに一役買っています。何が起きてもブスッとしている表情だけでたまらないものがあります。
小泉今日子もああいう役柄が上手いな、と感じました。思えば、同じくシティボーイズを演出してきた三木聡の「転々」でも、似たような役柄を演じていました。
別に、正解なんて無いのでいろんな見方があると思いますが、まったく胃にもたれない映画を訊かれたら、とりあえずこれをオススメしておきます。
消化不良感は否めない。
ワニが無かったらもっと素直に味わえた気がします。ワニに扱いが我が胸のうちで消化できず最後に全部ひっくり返されまして。ちと残念。
あれを見ながら、隠喩として味わえる力量がないから仕方ないのでしょうが。前田司郎は全然掴み所がないです、私には。
二階堂ふみと山田望叶とてもよかったし、キョンキョンという稀有な存在が未来子にリアリティを与えていてとてもよかったんだけどな。
さんにんで夜中の森で爆弾の材料探しをするところがとても盛り上がったですよ。
見るべき迷っている人は映画館で見よう
見るべきが迷っている人は映画館で見よう。公開しているうちに。
難しい映画です。前衛的、実験的、同人的。この映画がロードショー公開されたこと、この配役でできたことに感心した。
でもよくよく余韻をたどると、これはなかなか良い映画です。伏線の張り方や、その突拍子のなさを吸収できるかどうかの微妙なところを突いてくる。流石。才能を感じる。
きちんと集中してみると見終わった後もずっと味が続く映画です。ラスト良かった。
ネタバレはしたくないのでここまでにします。
と、終わらずに少し追加。
もし、DVDでみたら、冒頭15分でスマホをいじりたくなりそう。それを乗り越えても、小泉今日子が出てきて15分後で見るのやめてしまいそう。それはもったいないよ。なので絶対映画館で集中してみるのをお勧めする。
長文のレビューが多いのを見るとわかるでしょ。この映画は余韻を楽しむ映画です。映画館で集中して見るべき。
不思議ちゃんの世界 二階堂ふみの不機嫌顔、ハマってますね〜 高良健...
不思議ちゃんの世界
二階堂ふみの不機嫌顔、ハマってますね〜
高良健吾、演技うますぎ
子役の山田望叶、将来が楽しみ
なんともシュールなお話で、予告編の方が出来が良かった作品
「なんかおもしろいこと、ねーかなぁ」 これが高校生の頃の僕の口癖で...
「なんかおもしろいこと、ねーかなぁ」
これが高校生の頃の僕の口癖でした。
主人公のふきげんな果子(かこ)も、
「どうせ想像する範囲内のことしか起こらない」と
無力感にあふれてました。
なんかつまんないけど、
べ〜つに何にもやりたくないわ的なのは、
今っぽいのかも。
映画では
リア充的に描かれやすい高校生だけど、
終始脱力的で何かに苛立ってる彼女の方が、
現実的ですよね。
てっきり予告編で、
日常の家族ものだと思ってたら、
シュールで上質なファンタジーでした。
何かが起こって、
今の状態がぶっ壊れるのを
待ってる主人公に、
ワクワク感が続く。
そこに非現実的なお話と世界観が、
違和感を無視して入ってくるから、
全編にわたって不思議ちゃんです(笑)
劇場じゅうがクスクスと笑ってるカンジって、
暖かな気持ちになりました。
過去と未来、コドモとオトナ、日常と非日常、
不機嫌と解放。
意図的なコントラストが繰り返されるけど、
さらりとしてるから、
飽きさせずに入り込めますね。
とにかくセリフがリアルで、おもしろい。
果子を中心として、
家族や恋人との生活シズルあふれる会話は、
どこかの家族を覗いているよう。
嘘のない脚本と、
テンポや絶妙な間合いの演出が秀悦ですね。
演技派が揃ったのも、魅力的にしてる。
二階堂ふみさんの
等身大の不機嫌っぷりがよかった。
印象的な2回の二階堂さんの笑顔が、
今でも頭から離れませんよ。
小泉今日子さんの妖艶なカンジも、
さすがですね。
小学生の女の子山田望叶ちゃんは、
主役のふたりと対等な存在感がありました。
思い通りになるわけもない、
つまらない日常の中で、
ちょっとした刺激を求めてる果子。
それって
映画館に足を運んでる
僕たちと同じなんだなって、
思ったのです(笑)
普段の毎日に
少しだけファンタジーをくれるのが、
邦画のいいとこですね。
全59件中、21~40件目を表示