「最初から割り切る視点が無ければ観られない映画」ボクの妻と結婚してください。 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
最初から割り切る視点が無ければ観られない映画
膵臓癌になった主人公が、残り余命を妻と息子の為に再婚相手を探す話。
タイトルや前半の展開から「生きてる間にあり得ないわ」とか思い、毛嫌いする人もいるでしょう。
しかし、少し視点を変えて観て頂きたい作品です。
彼の行動は共感出来ないかも知れない。
だけど、彼個人にとっては「妻を愛する」「家族を愛する」事で選択した行動。
私も彼の行動には賛成出来ませんが、最初から割り切って観る事で面白かったです。
妻の再婚相手に魅力を感じる主人公。
「この男なら」って感覚は分かる気がします。
同性通しの感覚というか、こいつなら任せられるというか。
明石家さんまと大竹しのぶ結婚エピソード思い出しました。
最後は原田大蔵の吉田羊へのキチンとした告白観たかったな。
淡々とした物語でしたが、ある家族の1つの愛の形、良いと思いますよ。
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