「アニメに忠実らしい。」美女と野獣 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメに忠実らしい。
ストーリーもわかっているけど、つい泣いてしまった。本が好きだというベルを強調しすぎるくらいに描いているのがいい。本を読むといろんな国に行けますもんね。
父親が野獣の城に囚われの身となってしまい、助け出すために自分自身が囚われの身となるベル。野獣とも話すようになり、書庫を見せられて思わず本の虫になってしまう。そして魔法の本で自由に旅することができるというアニメ版にない部分もある。魔法の鏡によって父親がいじめられているシーンを見たベルは助けに行くため野獣に懇願。優しさがにじみ出るほどの野獣はもちろん許可。
酒場ではベルに夢中のガストンが町の人たちを集めて「野獣を倒せ」と扇動する。これが何と言っても怖いところ。独裁者が戦争を始めるときのアジテーションのようだ。人間の弱さにつけこんで恐怖と不安を煽るのだ。「ミサイルを撃ってくるかもしれないから、先制攻撃かけてしまえ」という扇動と同じです。城にかけこんでからの民衆と食器や家具との戦いはアニメっぽく描かれているので安心できるが、野獣を追い詰めるガストンは違った。銃を使って撃つ撃つ撃つ・・・なのだ。ストーリーがわかっていても泣ける。
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