「Everyday is a gift. 「大人になったアリス」を描く第二弾」アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Everyday is a gift. 「大人になったアリス」を描く第二弾
アメリカでイマイチの結果だったので、あまり期待しないで観に行ったのですが意外と面白かったです。前回も好きだったのですが「不思議の国のアリス」なのに剣持って戦っちゃうんだ?って所に何だか違和感を感じていたのが、今回はそんな事もなく色々な不思議な体験をする「アリス」っぽさが増していたように思えました。
今回出てきた時間をつかさどるキャラのタイムはいい感じでした。悪役ポジかと思いきや、逆にクロノスフィアをアリスに奪われたおかげで死にかけるとか可哀想!ティーパーティーではチョーからかわれてるし(笑)全てを奪っていく「時間」を嫌ってたアリスですが最後には奪う前に与えているという事に気付き、「時間」の大切さを学びます。日頃生活してると忘れがちでも、こういう映画を見ると改めて思い出しますね。
しかし、主演のミア・ワシコウスカが前作に比べると随分ゴツくなった感じが・・・もちろん綺麗な女優さんなんですけどね。ジョニー・デップもこういう変なキャラ演じるには段々と厳しい年齢になったなぁ。やっぱり「時間」って残酷か!?アン・ハサウェイ演じる白の女王のフワフワ感というか、あの手付きが相変わらずカワイイ!この作品が遺作となってしまったハリポタのスネイプ先生で有名なアラン・リックマン。アブソレムの出番少なかったけど、最後に「アラン・リックマンに捧ぐ」と出てきて思わず合掌でした。
今回はアリスがやらかした事でワンダーランドが滅びそうになるのですが、自分達で何かとんでもない事やらかしちゃってそれを巡ってワーワーやっているのがとてもアメリカっぽいと思います。っといっても一応設定はイギリスですが。前作より更に成長して自分で商売して中国のお客さんにも気を使えるようになったアリス。ツッコみ所はあれど観て損はない作品です。