「シートは前に出さない」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ えふいーねこさんの映画レビュー(感想・評価)
シートは前に出さない
セバスタの「アプレンティス」視聴後、久々にバッキー見たくなって円盤とりだしました。いわば「トランプ祓い」です(笑)
ウィンターソルジャーから本格的にMCUにハマり、劇場公開時にはすっ飛んで観に行き、円盤もすぐ買ってトータルで10回は見てますが、やはり面白い。以下、ツボなところを列記します。
・冒頭の対ラムロウ戦、前作からそうだったけどバッキーの名前を出された途端、毎度フリーズするキャップが不憫。
・ブカレスト戦は燃える!!
・吹替で流しながらコメンタリー読むのが好きなんですが、水没後に正気づいたバッキーのアップの場面で、監督が「カメラマンはバッキーの顔が好きだ」と言ってて可笑しい。みんな好きさ。
・ベルリンの空港で、クリントがバンのドアを開けるとビクッとなって起きるアリさん。何回見ても笑う。
・陛下に自己紹介しても「知らん」と言われてしまうクリント。どうも、全体的にメンバーからの扱いが悪い気がする…内心傷ついてそう(←中の人も。アリさんですら「弓矢男」なんて呼んでるんだもん…)
・クモくんの糸をくらったバッキーのキョトン顔。
・キャップ対クモくんの「クイーンズ」「ブルックリン」のやり取り、何かの記事で読んだけどクイーンズとブルックリンだとブルックリンのほうが「地域としてちょい格上」で、ここでのキャップのドヤ顔はかるいマウントということらしいw。「アプレンティス」でトランプがクイーンズ出なのを恥じてたっぽいエピソードがあったの思い出して複雑な気持ちになる。
・助手席をけっして譲らなかったサムが、キャップとバッキーに「2人で行け」と言うところ(「シートを前に出してくれ」「ことわる」のやりとり、好きでたまらない)
・バッキーの好きだった子の名前を、食い気味に思い出すキャップ。「どんだけ仲良しだよ」と思ったが、水没期間が長かったキャップにとってはそんなに昔のことじゃないのかも。切ない。
・クライマックス、キャップに盾を突き立てられたトニーの形状が「なんかこんなケーキありそう」と毎回思う。コラボカフェで出したらいいのに(すいません)
冗談は別にしてこのシーンのキャップ、コメンタリーによると「キャップは優しいから、トニーを本気で殺す気は無かった」と監督さんは言ってるのですが…いや、殺す気に見えます。ここのキャップには狂気を感じる。クリエバすごい。
クリエバのキャプテン・アメリカは、スティーブ・ロジャースの長い長い青春期の、始めから終わり迄を描いた3部作だと思ってます。シビル・ウォーの終わりでキャプテンはやっとこ大人になれたのかも知れない。
エンドゲームまでの展開もすっかり知ってるのに久々観てやっぱり楽しかった、ありがとうルッソ兄弟。