劇場公開日 2016年4月29日

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「キャップ側に過失がありすぎる映画」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ 紅しゃけさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キャップ側に過失がありすぎる映画

2024年10月10日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

トニーはこの映画で最初から最後までずっと、ずぅっとアベンジャーズのことを思って行動してきてたと思ってます。

どうすれば分裂せずに済むか

どうすれば丸く収まるか

それを常に考えてた

翻ってスティーブはどうだったか
彼は今回バッキーのことしか考えていない。

バッキーが冤罪であると確信するのはいい
信じたい気持ちもわかります

だがそれを周りに納得させる努力をしていただろうか

していない、断言できます

全くしていない

バッキーが両親を殺したと知り激昂するトニーに

「過去は変わらない」

というスティーブはあまりにも無神経だと思った

本当にシビル・ウォーはキャプテン側の過失が目立つ

ワンダを表に出さなかったのも批判の嵐が風化するまでトニーは待ってただけだったと思うんだがね、、

さらにさらに、バッキーは最後にトニーに向かって

本気の反撃。

キャップはお前に殺されそうになった時反撃しなかったぞ

トニーには殺意がこもっていた?

お前だってウィンターソルジャーモードだったんだからキャップを殺す気だっただろ

誠意ってそういうことだぞって本当に思った

ソコヴィアでの失態の汚名を返上するためにどうすべきかを考えれば

今の世論で言えばとりあえず協定にサインをするしかないわけで

批判されても信念を突き通すべきというのはその後のことを考えない暴論

トニーも譲歩が引き出せる今のうちにサインをしておくべきだという発言もしていた

今ならまだ譲歩が引き出せる。
世論がさらに悪化すれば、その譲歩すら引き出せなくなる

立ちふさがるなら押し通すまでと武力行使をいとわないキャップ陣営に対して

トニーは常に説得する姿勢を崩さなかったし
誤りがあれば素直に認め、謝罪もした

そしてことごとく振られ続けた

そこまでして譲歩してきたのに、 最後にあんな映像見させられて、

それを知っていたことをキャップが暗に認めたら、 そりゃ堪忍袋の緒も切れるでしょ

まじで今回はキャップ側に過失がありすぎると思う

トニーはよく持った方。

本当に良い人なんだと再認識させられる映画だった

紅しゃけ