「キャップの我儘ぶりにただただ引く映画」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ ふわりさんさんの映画レビュー(感想・評価)
キャップの我儘ぶりにただただ引く映画
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平和のために組織に属するか、正義を貫くために自由であるべきか?
冒頭に取り上げられるテーマは面白いし、考えさせられるなあとワクワクしながら観てた。
でも実態は旧友を依怙贔屓しまくるキャップの話で、その動機行動に共感は全くできない。最終的にトニーの判断が間違ってるように描いてるのも納得いかない。
先に挙げたテーマはどちらが正しいとも悪いとも言えないすごい難しい問題だから、どちらかに傾くような流れは許容しづらい…
(自分がトニー派だからなのもあるけどそれ抜きでもイライラが収まらない)
洗脳されたとはいえ友達の犯した罪は重く、彼一人を救うために自分が犠牲にしたもの(空港の物的損害も刑務所の警備員たちも)へのケリもつけず逃げて隠れるようなやつが正義のキャプテン名乗っていいのか。
トニーの両親の悲劇を黙っていたことは明らかに自分の弱さ故なのは明らかなのに最後の手紙で「かもしれない」だとか、「必ず駆けつける」だとか、お前何様だよって思いながら聞いてた。
(吹き替えで見たから原文はわからない)
最初のテーマを巡るにはあまりにキャップのエゴが強すぎて全く応援できないしヒーローじゃない。ウインターソルジャーの罪から目を逸らして二人がかりでアイアンマンをめった打ちにする姿には怒りと失望しか感じなかった。
…それ以外はとても面白かったんですけどね。出来が良いだけに怒りでイラつき頭痛マックスなのでこの勢いのままインフィニティウォー観てきます。
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