「もっとフォルテシモ!」劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
もっとフォルテシモ!
テレビ版は全く見てないが、総集編という粗さを感じさせない、一本のまとまった作品でした。楽器の知識はあっても、低音部パートのユーフォニアム、チューバ、コントラバスなど馴染みの薄い楽器を描いているところがいい。コンクールにおいては金賞を取れたとしても全国大会に向けて駒を進めることができないという事実も知ってはいるけど、あらためて認識させられました。
黄前久美子はユーフォニアム、クラスメイトの葉月、緑輝はそれぞれチューバ、コントラバスを担当することになる。ストーリーは新任の滝先生とトランペットの高坂麗奈に移行するが、コンクールのためのオーディションという試練が待っていた。父親もトランぺッターだという麗奈は贔屓目で見られているんじゃないかと、上級生たちは嫉妬心いっぱい。ただ、純粋に特別な存在になりたいと願う麗奈に心を奪われたかのような久美子の関係。
合奏という全員で勝ち取る音楽には個々の葛藤が様々渦巻いているのだ。心が一つになるためには落選だって納得しなければならない辛さ。そうした想いや、ちょっと百合ごころを感じさせるシーンなど、舞台上の高校生たちには現れない青春が心地よく感じられるのだ。3年生には最後のチャンスなんだよ!という主張もわかるが、所詮はほんの数小節のソロパート争い。新入生に譲った中世古香織の決断や、舞台裏で一緒になって喜ぶ落選したユーフォニアムのナツキの姿がとても感動的。生まれ変わったら吹奏楽部に入ってみたい!と思えるアニメ作品でした。
知ってる曲は暴れん坊将軍、新世界、ライディーンだけ・・・
kossyさん
平原綾香って、
「ジュピター」とか、調整で消していない歌入れの録音では、歌唱中の息継ぎの音がものすごいですよね~!
彼女は元々音大でサクソフォンをやっていたので、あの楽器を演奏する時の「瞬時+胸腔一杯のブレス」がそのまま生かされている感じ。
管楽器って、自分の呼吸を犠牲にする修行なので、ほとんどシルクロナイズド・スイミングの苦しみです。
ギターは呼吸が自由だから羨ましいです😌
あさって、同僚の娘さんが吹奏楽部の発表会なので市民ホールに行ってきますね♪
共感ありがとうございました😊