劇場公開日 2016年12月10日

「時代が違えばブラック企業」海賊とよばれた男 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5時代が違えばブラック企業

2017年1月13日
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鑑賞方法:映画館

敗戦後の日本で利益のためだけではなく、消費者のために様々な規制や慣習に立ち向かい、復興を牽引した実在の人物を描いた伝記作品。

国岡鐵造という実在の石油会社の社長の半生を綴った内容で20代30代60代90代と全ての世代を岡田准一1人で演じ切る。特殊メイクなのかVFXなのかわからないがジャニーズとは思えない迫真の演技で魅せる。
そしてまた脇の俳優陣すっごい笑。吉岡秀隆、小林薫渋い両腕を揃え、鈴木亮平、染谷将太と若手の実力派を起用。
國村隼を悪役に据え、綾瀬はるかの良妻っぷりやちょい役黒木華、ピエール瀧の新入社員感のなさ、何回岡田准一と共演すんだ堤真一と主役陣だらけの豪華なキャスティング。

巨大タンクの底から油を汲み出す大仕事や慣れないラジオ修理、満州に渡っての油の営業販売など原作の困難を見事に映像化。タンクの油想像通りにぴったりの再現ですごかった。

鐵造の人間的魅力が少し隠れてしまっていて無茶難題を引き受けては社員にやらせる横暴なブラック企業の社長みたいに少し見えてしまったのは残念だが、岡田准一の素晴らしい演技だったので満足。
あと染谷将太の20代のおちゃらけた感じとと適当さに紛れた出来る男感が最高に美味しい役だった。

オレ