劇場公開日 2016年2月27日

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「失って気がつく大切な存在。壊れていく母親の理性。」虹蛇と眠る女 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0失って気がつく大切な存在。壊れていく母親の理性。

2016年3月16日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:大切な子供達を失い、少しずつ壊れていく主人公の姿が、過激かつエモーショナルに描かれていくのが印象的。
否:主人公の言動は、やや共感しがたい部分が多い。終わり方も結構消化不良か。

 砂漠地帯という特殊な状況下で、最愛の子供達がいなくなってしまい、焦燥感から次第に理性を失っていく母親の姿が、結構過激なシーンと共に描かれていきます。
 ただ、その理性の失い方がややぶっ飛んでいるというか、なかなか理解はしがたい感じで壊れていくので、正直共感はしにくいかと思います。
 オーストラリアの大自然の中で巻き起こる事件の行く末を、是非観てみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド