「陳腐な親心描写!!」映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
陳腐な親心描写!!
劇団ひとりの脚本で、特に序盤はキャラがいつもより生き生きと飛ばしていたように思います。夢の世界の描写がホラーっぽいのも劇場映画にぴったりでしたが、中盤以降はダラダラしているように感じました。大人が夢を見るのに、子供の心に戻る、子供のレベルまで落とすというのは安直だと思いました。大人のままで良いのだと言って欲しかったです。終盤の親心の描写も、あまりにも陳腐で安い脚本になってしまい、結局夢の世界とは何だったのかと退屈でした。大和田獏の「久美子ー!!」と安田顕の「サユリー!!」がシンクロしてスパークしたら良かったです。同シリーズの「嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」(2011)や「嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ」(2004)と違って、ヒロインが通常デザインなので印象に残りませんでした。
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