劇場公開日 2016年4月16日

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「今までになく、しかし、らしさは失わない」映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 Rightさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今までになく、しかし、らしさは失わない

2017年4月8日
iPhoneアプリから投稿

本作の脚本に芸人の劇団ひとりが加わると聞いて、最初は『えっ?』って感じだった。しかし、いざ観始めると、最初の60秒から面白い!それに加え驚いたのは、げんこつシーンと子どものキラキラ光線シーンだ。この2つにとどまらず、今までにない"夢"と言うテーマながら、しっかりと今までのクレしん"らしさ"を存分に活かしている印象だった。しんのすけ自身もセリフや行動から、"らしさ"がしっかりと出てた。さらに、メインヒロインのサキがお姉さんではなく、しんのすけと同い年の少女で友達と言う設定もいい。それもあり、サキの父親に対し、ひろしとみさえが全否定するわけではなく、少しばかり気持ちを理解するシーンもある。それから、何と言ってもバランスがいい。野原一家とカスカベ防衛隊が両方とも存分に活躍したのはすばらしい。"夢"と言うテーマと"母と子"と言う裏テーマがしっかりしていたのもこの作品のすばらしいところ。総じて本作は、今までにない作品だが、それでいて"らしさ"を失わず、テーマもしっかりしていて見応えがあった。
まだ観ていない人は是非観て欲しい。

ライト