「この世に厳しくないシェフはいない」二ツ星の料理人 津次郎さんの映画レビュー(感想・評価)
この世に厳しくないシェフはいない
エンタメニュースでキムタクの新ドラマとこれの類似性が指摘されていたので観た。確かに似てた。かつて失敗をやらかして敵も多くて傲慢な調理界の異端児が、仲間を集めて三つ星を目指す。だいたい話も同じある。その性格に協調性がほしいところも髪の毛が混入しそうな危うさも同じだった。が、映画は悪くない。しかし、生涯で俺は星付のレストランへ行くことがあるんだろうか、などと考える。グランメゾンの客単価は二万円だそうだ。じっさいミシュランを享受するのは一握りであろうし、あんがい俗物を愉しませるスノッブな規格ではなかろうか。すくなくとも庶民には関係がない。てなわけでJon FavreauのChefのほうが好きです。
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