「蠢く虫の不気味さ」ラスト・ウィッチ・ハンター bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
蠢く虫の不気味さ
ヴィン・ディーゼル主演の、ホラー・ファンタジー。見逃していたので、Huluで鑑賞。ヴィンと言えばアクションだか、本作はそれよりも、CGによる魔女の不気味さを中心に描いている。
800年前に倒した魔女。しかし、その魔女の呪いで死ぬことができずに、現代のニューヨークで、未だに魔女ハンターを務めているコールダー。しかし、コールダーを代々サポートしてきたドーラン36世が、殺された。それを機に、800年前の魔女の復活劇が始まる。
ストーリーてしては、よくあるホラー・ファンタジーで、魔女ハンターのヴィンが魔女をやっつける内容。それほどの盛り上がりやサプライズは無いが、ワンシーン、ワンシーンを、とても丁寧に仕上げ、映像美を追究していると感じた。
魔女というより、西洋モンスター的なビジュアルで、イマイチ魔女のイメージとは違っていた。しかし、魔女が操る蠢く虫の軍団のシーンでは、背筋がモゾモゾする様な嫌悪感が伝わってきた。
本作は、ヴィン自ら温めていた作品のようだが、主演は、ヴィンでなくてもいい展開。ヴィンの良さを引き出すのは、やはり身体を張ったアクションを、全面に出した作品のように思う。彼が主演にしては、やや物足りなさを感じた。
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