「理不尽さは人の心の欲望が尽きてしまえば終わるのか・・・・」悪のクロニクル はるさんの映画レビュー(感想・評価)
理不尽さは人の心の欲望が尽きてしまえば終わるのか・・・・
余りにも悲惨な話である。
正義感だけで警官、いや刑事で居られるのには過酷すぎる世界なのだ。
人を殺すことにはそれなりの理由があり、人を殺してなをも生き続けるためには良き人間性を喪失させるための努力が必要となる。しかし、そんなことは到底、不可能なのだ。
哀しいことにそれでも生きていこうとするのだからなを辛い。ラストシーンで見せる主人公の優しさは過去でしかない。それが、より一層過酷すぎるいまの韓国と言う国を表している。いや、この国、日本でも同じことなのだ。この前の戦争で経験したことが、結局なにも生かされることなく過ごしてしまった日本は心の底から曖昧で猥褻な国に違いない。
そんなことをいまさらながらに痛感せざるを得ない映画だった。
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