「蒼井優が山里優になる理由とは！」アズミ・ハルコは行方不明　アサシンさんの映画レビュー（感想・評価）

少女ギャング団の個性とアバンギャルド感は半端無い。
最後の手のピストルで警官隊の包囲網をかいくぐるなんて。
街中が蒼井優の肖像ペイント。
なんらかのメタファーかシンボルと考えた時点で、そこからは思考停止。
男に溺れて、また生まれ変わるために行方不明になる。
ここで生まれ変わり、男見る目ができた蒼井優とも感じられるのです。
蒼井優は面食いでは無く、男の本質を見抜くから、イケメンとも付き合うし、そうで無い場合もある。

高畑はヤリマンのアル中女を見事に演じた。

加瀬亮は交番で立ち番しながらアイスや団子を食う異様な警官。

街全体が不穏な雰囲気をまとい、不穏なままで終わる。
閉塞感と開放感がないまぜになる、不安定なる。

蒼井優はこの映画で共演した石崎ヒューイと交際して別れたらしい。
この映画のように蒼井優がかなり恋愛関係をリードするのは、彼女の性格やその後の人生を物語るようである。

この映画を蒼井優ビギニングと名付けよう。