「雪と赤」クリムゾン・ピーク kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
雪と赤
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雪が降る屋敷で天井に穴が空いているという風景。広大な敷地では掘削機によって赤い粘土を掘り出そうとしていて、雪が赤に染まっていて異様な風景。屋敷にはエレベーターも備え付けられていて、地下室には赤い粘土が貯められたタンクがずらり。屋敷内に蛾が飛び交う不気味さもあったが、CGだとわかるのでそれほど汚くは感じない。
遺産目当てでロンドン、パリ、ミラノと、あちこちの女性と偽装結婚を繰り返していたトーマス(ヒドルストン)であったが、すべては近親相姦となる姉ルシール(チャスティン)との愛のためだったのだ。そのおどろおどろしさは伝わってこないものの、悲しみの花嫁たるイーディス(ワシンコウスカ)の切なさが感じられる。
必ず紅茶に毒を入れて殺そうとしていたルシール。弟トーマスはイーディスを真剣に愛し始めていたため、やめてくれと願うが、狂気の形相をしたルシールが迫りくる。クライマックスではイーディスの父親を殺したのも自分たちの母親を殺したのもルシールであることが明かされる。アメリカからイーディスの幼なじみの医者アランが助けにやってくるが最後の死闘はちょっと引いてしまうほど・・・
(ほぼ備忘録)
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