劇場公開日 2017年1月28日

「嘘をつく、逃げる、嘘をつく」破門 ふたりのヤクビョーガミ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0嘘をつく、逃げる、嘘をつく

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 二宮(横山)の亡き父は嶋田(國村隼)の兄貴分であり、子どもの頃から嶋田に目をかけてもらっていた。嶋田は出資金の前渡し分1500万を渡してまとまったかと思われたが、小清水(橋爪功)が愛人レミ(橋本マナミ)とともに持ち逃げしてしまったのだ。

 調査したおかげで、小清水はマカオに飛んだと判明。桑原(佐々木)は二宮を連れてカジノつきホテルに向かう。カジノカードに1000万を入金するという手法を使ったが、桑原は自分の才能でなんとかプラスにして金を手に入れる。

 とにかく嘘つき、すぐ逃げるということを繰り返す小清水が面白い。見ている方もイライラするくらいの詐欺師なのだ。追いかける桑原の能力も凄いが、現代的なヤクザを代表するようなタイプだ。

 同じ系列の暴力団滝沢組も小清水に金を貸していて、その金を奪い合う対立構図が出来てしまう。先に小清水を捕まえて、彼を引き渡すことで手打ちにしようとしたのだが、またもや逃げられ、大阪から愛媛へと移動する。そこではようやく銀行口座から金を引き出すものの、滝沢組が追いかけてきたのだった・・・

 もしかしてシリーズものになるのか?このコンビはなかなか面白い。

kossy