劇場公開日 2016年12月3日

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時代劇は死なず ちゃんばら美学考のレビュー・感想・評価

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3.0時代劇バンザイ

2019年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中島貞夫監督が日本映画の歴史を紐解き、時代劇、チャンバラ映画が果たした役割や日本人の精神文化について語る。
実話全盛時代だが、描けない題材を時代劇にして、しらっと公開して欲しい。

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いやよセブン

5.0本年最高の映画のひとつ

2016年12月21日
Androidアプリから投稿

 甘ったるい感傷的ノスタルジーなどでは決してなく、フッテージ引用と専門家たちへのインタビューによって時代劇の本質を掬い上げ、現代に蘇らせんとする考察。そのことは、最後に監督本人による、ちゃんばら短編が挿入されることからも明らか。
 掟破りな切り返しショットも含め、語りの軽やかさと歴史の重厚さとの幸福な同居。専門家らが時代劇を語るシーンは、熱も相まってまるで歌のようにも聴こえてくる。"斬られ役がいて殺陣は決まる"との言葉に撮影所時代のプロフェッショナリズムを感じる。最終盤のちゃんばらシーンは福本清三の存在が圧巻。

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花火

5.0映画と殺陣を本気で考えてる作品

2016年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

時代劇、日本の映画のはじまりとこれから、日本人、戦争、、中島監督の言葉がよく理解できました。
戦後、GHQがちゃんばら映画製作を禁止した理由の解釈とか(たしかにそうかもな)って思えて泣けちゃった

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らっこおやじ

5.0立ち回り、という文化

2016年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

例えば、萬屋錦之介、近衛十四郎、市川雷蔵、大川橋蔵等々、それぞれの殺陣の違いや表現力についての比較が面白い。
ちゃんばら、は、日本特有のコミニュケーション力という説も、なるほど〜、と思えて、目からウロコ。
この平成の時代に、あえて時代劇を撮るカントク方には、ぜひともこれを観て認識を新たにしていただきたい。

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hap