「空気感は好き」お父さんと伊藤さん すえさんの映画レビュー(感想・評価)
空気感は好き
父親としては失敗し、教師であった自分を忘れられない男の物語だと思った。
生徒が訪ねてきたら急に元気になり、宝物のスプーンもきっと生徒を重ねたものだろう。
それに対して、娘役の上野樹里が嫉妬に似たような感情を克服し、父親と向き合う過程を描いている。
ただ、少し観客に委ねすぎな部分があるので、ちゃんと筋を追いたい人にはお勧めできない。
伊藤さんとの奇妙な友情みたいなものはもう少し長くしたら、同居をあっさり断るシーンが更に生きたかも。
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