劇場公開日 2016年9月17日

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「重いテーマか、あるいは(原作未読)」映画 聲の形 lavaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0重いテーマか、あるいは(原作未読)

2016年9月19日
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①話が進むにつれてテーマの重さが伝わってくる。単に、障害を抱えた登場人物に感情移入させて終了という展開ではなく、障害を抱えた者と関わる健常者の心境の変化も感じとらせる構成。重い空気を緩和するシーンもちりばめられていて、バランスがとれていた。

②宣伝文句は感情のジェットコースター。確かにと納得できる部分があった。
障害を抱えた者と健常者との間には様々なトラブルが生じ、両者が自己嫌悪してしまうシーンが何回かあるのだが、絵や声優の演技と相まって調和のとれた演出だと思った。

③「君の名は。」とはまた異なる躍動感があって引き込まれた。
ただ、題材のせいか、泣く描写が他作品よりも多く、あざといお涙頂戴アニメと感じる方もいるかもしれない。

④個人的にOPの曲だけは好きになれなかったが、全体的にみてシーンにマッチしたサウンドが使われていたと思う。

⑤声優の演技は特に違和感なし。キャラの感情が伝わってきて良かった。

⑥最後に。

生まれつきハンディキャップを背負ってしまう原因自体に、誰が悪いとかはないのにね。

正直、デリケートなテーマをよくここまでバランスよくアニメで表現したなと感服した。






あるいは、それほど重いテーマではないとも考えられる。
耳を塞いでいたら聞こえる声も聞こえない。それは、健常者でも健常者でなくても同じ。聲の形は人それぞれ違う。だからこそ、聞く耳を持とうと。

そんなことを伝えている作品なのでしょうか。ちょっと、はっきりとわからないので原作読んできますね。

いずれにしても、観た後にいろいろと考えたくなる良い作品だと思います。

lava