「菅田将暉は美しいが主人公がヤバい」溺れるナイフ すさんの映画レビュー(感想・評価)
菅田将暉は美しいが主人公がヤバい
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原作未読なので原作が悪いのか脚本が悪いのか判断しかねるんだけど、たぶんコレは脚本が悪いんだと思う。主人公の心理描写が薄すぎて、むしろ脇役の大友とカナちゃんの方に感情移入してしまうレベル。大友がいいやつすぎるけどあのキャラは原作読者的には合ってるのか若干不安になるけども。
というか神さんであり元々ぶっ飛んでるキャラ設定であるはずのコウよりも何を考えてるかわからない主人公。やばい。レイプ未遂された時に助けに来たコウがレイプ犯をボコボコにしている時、「まだ生きてるじゃん!早く殺して!コウちゃんいけーっ!」て、お前野蛮人かよ??!その後に飛び込んで来て「殺しちゃダメ!」とコウを止めるカナちゃん、君の方がよっぽど主人公だわ。
そして時は過ぎ(?!)いつのまにかのうのうと映画デビューして主演女優賞だか取っている主人公。そしてその映画も、芸大生が卒業製作で撮ったような三流映画(あそこもっとクオリティ上げれただろ)からの妄想エンド。アタシ辛いこともあったケド今は堂々と生きてます!あの頃はキラキラしてたなぁ…みたいな?!あまりにも主人公がヤバすぎて途中からツッコミが追いつかなくなって疲れました。菅田将暉の格好良さメーター的には主人公が一回攫われるあたりまでなのであの辺まで見たらもうOKです。とりあえずあまりに報われない役だった上白石萌音ちゃんが君の名は。でヒットしてよかったなあ…という気持ちになりました。小松菜奈お前はダメだ。
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