劇場公開日 2016年11月5日

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「ひどすぎる」溺れるナイフ waniさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5ひどすぎる

2016年11月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

原作の大ファンです。
原作とは違うと考えながらも
予告編での雰囲気
コウちゃんぴったりの菅田くん
声と目は違うけど衝撃が走る美しさの小松菜奈
カナちゃんを再現してくれるであろう萌音ちゃん
これらを期待して観に行きました。

ひどすぎました。
あまりにもひどくて
エンドロール中は観客が
わけがわからないと喋りっぱなしで
異様な空気でした。

世界観を表現したかったことは伝わります。
溺れるナイフならではの美しいシーンも沢山ありました。
しかし、間延び、世界観とかけ離れた挿入歌、うるさBGM、聞き取りづらい方言、カメラアングル、諸々あげたらきりがない。

何よりも脚本がひどい。
間延びのシーンを削れば
もっと丁寧に加えられるシーンがあったはず。

雰囲気だけの映画になってしまい
本当に勿体なく、憤りを感じます。
(それが目的と言われてしまえばそれまでですが)

菅田くんの演技は素晴らしく、まさにコウ
萌音ちゃんの演技は素晴らしいけれど、カナちゃんというキャラがただの普通のキャラになってしまっている。それでは溺れるナイフではない。
夏芽も大友もそう。
全体的に世界観は出しているのに
キャラクターはそのへんの少女マンガのキャラクターと同じになってしまっていて、溺れるナイフとは程遠い。

原作をまず皆さんに読んでほしいですし、
それだけで充分です。

wani