「おお」溺れるナイフ うさまるさんの映画レビュー(感想・評価)
おお
漫画を知ってる人は、実写化してほしいシーンがしっかり実写化している
まず、カットが独特…
周りの背景が和歌山の綺麗な大自然なために
それを生かされていたし
その美しさに負けない美男美女のキャストが
すごく絵になっていました。
内容的にもカットの絵の撮り方も
女の子が好きな人にはついしてしまうような
女の子の妄想と嫉妬と恋愛と格闘する思いが
詰まっている。
菅田将暉くんの鋭い目線に
劇中ころされかけるほど、胸がグッとなって
ドキドキした。
キスシーンなんて全て素晴らしいシチュエーションだし憧れだし
女の子だけでなく男の子にも見て是非見習ってほしい(笑)
わたしが個人的に好きなシーンは
夏芽が、大友とデートする前に
マニキュアを足に塗るシーン…
海で出会ったコウは暗い青い色のマニキュア
次の日大友とデートするっていう気持ちからも
小指だけ椿の色の大友をイメージして塗るシーンなんかは
私はとても好きだった。
マニキュアの色が、オレンジではなく赤なのは
恐らく、次の日大友に「椿が咲いてるみたい」
と言わせたかったのか
それとも青とか赤で、コウと大友を対比させたかったのかと思う
私はとてもよかったと思う。
なんでも気持ちを真っ直ぐにぶつける夏芽が
少女マンガらしく、言葉ではないところで
気持ちを表現したひとつだと思うし
重岡くんのファンである私は
他の人のレビューをみて、重岡くんのどんな違う姿が描かれ、詰まっているのかな?
と期待してしまっていたが
いざ見ると
まんま、重岡大毅(笑)
雑誌のインタビューをみると、重岡くんは大友をすごいと言っていて
あんな積極的になれないなんて言っていたけれど
長回しのアドリブシーンだけだったからか
演技、というよりも重岡くんをみている気もした。
重岡くんの好きな部分が詰まった映画だと思います。
菅田将暉くんの目線と強引さに
何度も目を伏せたくなった
恥ずかしくなるくらい、ドキドキしてしまった。
大ヒット間違いなしの映画
山戸結希監督はすごいと思いました