「レイについて、家族会議しなくては⁉︎」アバウト・レイ 16歳の決断 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
レイについて、家族会議しなくては⁉︎
かなり深刻な内容…!
パンフレットの表紙から、もっと明るい内容だと思っていました。
しかし、予想以上に緊迫した内容でした。
体は女でも、男として生きていきたいと願うのは16歳のレイ。
男になるには手術が必要です。
でも、母と祖母はなかなか現実を受け入れてもらえず厳しい状況…⁉︎
レイの中では、男以外の選択はないと断言しいるのに対し、
母と祖母は「いつかやつぱり女の子に戻りたくなるかも…」と決断に踏み切れないのです。
堂々巡りの状況に陥る家族…。
さらに頭を悩ませるのは、別れた夫のサインが必要という事実…。
母は元夫の元を再び訪れることになるのでしょうか?
この映画はひたすらに、家族がレイのことで悩み続ける物語…。
家族とレイの家族関係をメインとして描いています。
正直な話、映画のタイトルから、レイが性別で悩む話だと思っていました。
しかし映画では、レイが男になる決意を固めた状態からスタートしたことにびっくりしました。
翻訳タイトルだけで映画を観ようとすると誤解を受けると思います…。
でも、レイや家族がこの病気で懸命に悩み苦しんでいることは伝わってきます。
複雑な心境ではありますが、この映画の良さをもっと引き出すためにも、日本語のタイトルにもう少し留意するべきです…。
そうしたら、この映画がもっと魅力的になった気がします。
最後に…最終的に家族はレイをどこまで応援するのか…?
レイがどんな人生を選択したのか、乞うご期待です。
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