「ちょっと難しいけど退屈しない」マネー・ショート 華麗なる大逆転 A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと難しいけど退屈しない
金融用語が難しく、展開に頭がついていかない所もあるけど、いろんなことを考えさせられた。主人公のひとりが、不正を許せなくて悩む所が印象的。こういう人もいたのかと感心しそうになった瞬間、いや、ここに登場した人たちは、買ったり売ったりしているだけで何か価値を生み出した訳ではないことに気づいた。そう思うと、この正義の人は、自分も詐欺師と同じではないかと言って涙するのも深い。徐々に米国の金融の実態が明らかになり、ここまでひどいのかと思い知らされ、それに気づいて世界経済が破綻する方に大金を賭けて、更に大儲けしようとする悪魔のような者たち…金融って一体何? その仕事に義はあるの? という気持ちになった。
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