「色物という認識で借りたが思ったより面白かった」クズとブスとゲス いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
色物という認識で借りたが思ったより面白かった
女を脅して風俗に沈める男、薬の売人などなど、
日本のアウトローみたいな人々を描いた作品。
1シーンが無駄に長くて退屈もしたけれど、構成がしっかりしていて結構楽しめた。
主人公はアウトローというよりも、頭のネジが完全に飛んでおり、
この狂った主人公の行動が物語全体の流れを支配している。
そのせいで、他の個性的な登場人物が彼に塗りつぶされてしまうというか、
結局、彼の被害者という役割になっているのが個人的に勿体なく感じた。
暴力描写は過激で生々しく、趣味ではないので目を背けたが、
こういうものをリアルに描写すること自体に意義がある…のかなあ?
被虐または加虐趣味を映像化したかったのだろうか…
などと思いながら観ていた。
コメントする