「奇抜すぎる世界観。予備知識必須の異色アニメ!!」傷物語III 冷血篇 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
奇抜すぎる世界観。予備知識必須の異色アニメ!!
【賛否両論チェック】
賛:吸血鬼の本性を知った主人公が、自らの責任と使命に葛藤し、決意を固める様子が、なんとも独特な世界観で描かれるのが印象に残る。登場人物それぞれの想いを受けて下される、ラストの決断も切ない。
否:前作までの知識は必須。必然性に疑問が残るお色気シーンや、かなりのグロシーンも多く、苦手な人には向かない。
特にあらすじは説明してくれないので、前作までの予備知識は不可欠です。ハンター達との戦いを制し、人間に戻れるはずの阿良々木が、自分が助けたキスショットの吸血鬼としての本性を知ってしまい、自身の責任を葛藤する過程が、不気味で奇怪な雰囲気と共に、淡々と描かれていきます。
そして下される、阿良々木とキスショットのそれぞれの決断と戦いに、ヒロインの羽川翼と謎の男・忍野メメがどう関わってくるのか、息を飲むラストにも要注目です。
必要性を感じないお色気シーンや、身体が沢山ちぎれるグロシーンもあるので、苦手な人には向きませんが、シリーズのファンの方々には是非オススメです。
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