「エンターテインメントにしてリアルな命を感じる作品。」無限の住人 南川さんの映画レビュー(感想・評価)
エンターテインメントにしてリアルな命を感じる作品。
主人公万次は不死身の身体を持ちながら、傷を痛がる、嫌がる。切るときも力任せに引きちぎる勢いで斬る。
人を傷つけるというのは痛いことで生半可なことじゃない。これだけの人数を斬ると薄くなりがちな衝撃は、丁寧に残されている。
残虐やグロなシーンは隠され、エンターテインメントとして楽しめながら、命の痛みはずっしりと感じる作品だった。
三池作品のグロさが苦手だが、そこに力を入れたからか私の嫌いなグロさは珍しくない。けど、グロのあった作品より衝撃は残った。
音楽との相性も絶妙。
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