「やはり只者には非ず」イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優 koseiさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり只者には非ず
リアルタイムには知らないのだが,往年の名女優ということで出かけた「イングリッド・バーグマン」。
英題: Ingrid Bergman in Her Own Words が示すとおり,彼女が付け続けた日記の文章や彼女自身が撮った膨大なホーム・ムービーなどから構成された労作。
作品中に登場するつごう4人の子どもたち,と言っても当然いい年の大人だが,それぞれに知的な雰囲気を漂わせ,的確な表現で母について語る。その姿を通じても,バーグマンが単なる美人女優だったわけではないことが容易に推察される。
作品中紹介された彼女の言葉の一つ。不倫・妊娠について全米から叩かれ,
> 私の人生をどう生きるかは,私が決める。上院議員や聖職者,マスコミが決めるのではない。
改めて,彼女の主演した諸作品を観てみようという気にさせられた。
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