「エリシュカ・クシェンコヴァー」家族の映画 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
エリシュカ・クシェンコヴァー
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初盤、童貞くんがそうじゃなくなるまでの青春記で、一体これのどこが『家族の映画』なんだろうと思った。
中盤、犬の生活が延々と映され(犬映画として素晴らしい)、一体これのどこが『家族の映画』なんだろうと思った。
だが、ストーリーはツイストし、『家族の映画』としか言いようのないラスト。上手い構成。面白かった。
エリシュカ・クシェンコヴァー(蓮っ葉とノーブルのブレンド最高)、ダニエル・カドレツ(ボンクラぶりが良い)など、若手俳優さんたちも見応えある。
家族の愁嘆場というか修羅場になりかねないシーン(普通だったらギャーと泣いたりして盛り上げる)も、割とサラっとクールに撮っており、そこも凄く良いなあと思った。女優陣の声が低くて、キャンキャンしてないところにも落ち着きがあった。
必要以上に盛り上げすぎない。そこが長所でもあるんだが、一般公開には向いてない所でもあるのかなあと思った。
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