モンスターズ 新種襲来のレビュー・感想・評価
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モンスター登場ほとんどなし。
だらだらしたスローモーションの映像ややたらと長い銃撃戦、いらいらする新米あまちゃん米兵達、とひさびさにイライラする映画に遭遇。
モンスターたちはほとんど絡みがないし、遠方でヌウの大群のごとく元気にかくぬけてるだけ。
で、120分は無駄時間すぎ。
反戦映画ならモンスターからめなきゃいいのに。
とにかく全てが無駄なできあがりだった。
極限状態でも争い合う。変わらない人間の愚かさ。
【賛否両論チェック】
賛:モンスターという脅威をよそに、人間同士の殺し合いが続いていく様が、切なくて虚しい。その中で、少しずつ心を病んでいく主人公達の様子も、悲しすぎる。
否:メインは対武装勢力なので、モンスターとの戦いを期待して観ると、裏切られること必至。ラブシーンが何故かかなりあり。
前作の知識は不要です。雰囲気としては、「世界侵略 ロサンゼルス決戦」と近いような感じでしょうか。ただ、大小様々なモンスターが登場するものの、あくまでも対武装勢力との戦いがお話のメイン。なので、「人類が存亡をかけてモンスターと戦うお話」を想像して観ると、期待と違う感が満載だと思います。
“モンスター”という目の前の脅威をなおざりにして、人間同士が不毛な殺し合いを繰り広げる世界観に、切なさや虚しさが終始漂っています。そんな中で、大切だったはずの仲間達が次々に死んでいき、少しずつ精神を蝕まれていくパークスやフレイターの姿にも、観ていていたたまれなくなるものがあります。
グロシーンが当然のようにかなりあるほか、前半は何故かラブシーンも割とありますので、ご注意を。アクション自体はスゴいので、純粋にそちらを目当てにご覧になるのもイイかと思います。
本質を理解できないと凡作となるだろう
前作『モンスターズ/地球外生命体』たった一本で『GODZILLA』の監督に大抜擢されたギャレス・エドワーズ。本作では製作総指揮にまわっているが、そのスピリットは今作も変わらず込められていた。
前作では見せないことで恐怖を描いていたが、本作も前作ほどではないがそこは制御されていた。それは同時に核心がそこにないと言う意味であり、描かれるのはやはり人間そのものである。
戦争を繰り返す人間の愚かさは「なんでオレはここにいる⁉︎」と言う台詞が雄弁に物語る。人間に対して好戦的に見えないモンスターの存在はまるで神のようでもあり、巨大化してゆくその姿は人間が持つエゴイズムの増悪そのものである。
人間は戦場で苦悩し、やがてその精神は蝕まれてゆくが、それでも無用な殺し合いは続く。神はそんな人間たちの愚行を監視するかの如く君臨するだけだ。本当のモンスターとはきっと、神から見た人間そのものではないだろうか。
良くできた映画
CGもアクションも見応えあって、映像自体評価できるかもしれない。
ただ恐ろしくつまらん。全く面白くなかった。その理由があまり分からないくらいに、退屈だった。
設定なんかも面白いはずなんだけど、怪獣映画と戦争映画がただ並行して展開しているだけで、その整合性は皆無であり、それが並行している理由が全く理解できなかった。
戦争のストーリーも怪獣のストーリーも全く面白くないので、二つが合体したところでつまらなさが倍増するばかり。何度も言い知れない怒りを覚えました。
何だか非常に残念な作品だったと思います。
劣化版ハートロッカー
「モンスターが襲来した世界」という舞台がストーリーに全く活かされていない残念作
主人公はモンスターが大量発生し、空爆による掃討作戦が行われた中東地域に派兵される。
民間人を巻き込んだ空爆が行われたため、武装組織が反米活動を活発化しているという。
そのため、主人公の部隊が交戦するのは専ら現地ゲリラのみなさんで、ほぼモンスターとは戦わない。
部隊を率いる派兵8回目の軍曹が悩まされるのは、PTSDによる娘の相貌失認。 作戦先で孤立無縁になりモンスターの生息地帯を抜ける羽目に陥るも、脅威となるのはゲリラのみなさん。
というようにモンスター要素を全部取り去ってもストーリーが成立してしまっている。 モンスターが存在することによる物語への影響が無い。
一方前作は、モンスター自体はほぼ登場しないが、その存在により逃避行する羽目になり、迂回が発生し、それがストーリーに大きな影響があった。
モチーフは悪く無かったかもしれないが、モンスターの存在のからめ方に失敗した残念な作品に仕上がっていると思う。
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