「葛藤」3月のライオン 前編 ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
葛藤
将棋は好きなので将棋にまつわる作品はみてる方なんですが3月のライオンは読んだことありません。
面白いと聞いてアニメは少しみてたんですが将棋というよりは人の内面を描いている様に感じたので途中でみるのをやめてしまいました。
神木くんが主演という事と映画だったら2時間だしみれるかなと思って観てみることにしました。
原作が漫画の為か見た目や性格に個性があるキャラクターが多かったですね。
染谷くんなんかは最初誰だかわからず、途中で声で気づいたんですがふくふくした演技がよかったです。
全然情報みてなかったんですが何気に好きな役者さんが多かったので嬉しかったですね。
ストーリーはやっぱりアニメの時に感じた零の内面の葛藤や家族への想いとか将棋よりは心の話が大きいなと思いました。
幸田家の子供たちのいじめっぷりや零に当たりの強い対局相手の棋士達はこんな人いるの?って感じで、普段の目にする棋士達は良い人ばかりにみえるので設定に違和感はあったんですけど、中継されないような場ではこんな人たちもいるのかなぁって感じでした。
感想戦もそこそこに去っていく名人もなにか微妙な感じがありましたね。
2時間尺だから、その辺りは仕方ないのかな。
そんな中でもいい人たちもいて、川本家の人たちや二階堂、学校の先生、島さん
幼いころに家族を失った零にとっては家族の温もりを感じられる場所なのかなって思いました。
先生は出番少なかったですけど好きでしたね。
零に接する姿が、思った事をズバズバ言うけどちゃんと零の事をわかった上でああいう会話してるんだろうなとか、応援して一人でガッツポーズとってる姿なんかはかわいいなって思いました。
島さんとの対局でも将棋を通して心の中で語り掛けてくるシーンは最高によかった。
まだ前編という事で後編に期待したいです。