劇場公開日 2016年1月30日

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「音の響きが世界を幸せの共通語に変えてしまう!」ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5音の響きが世界を幸せの共通語に変えてしまう!

2016年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

人は何故音楽を演奏するのだろう?そして何故人々は皆音楽を楽しむ事が出来るのだろうか?
世界各国様々なジャンルの音楽がある。しかし、皆どの種類の音楽を演奏しても、或はどの音楽を聴いても、何故か幸せな気持ちを味わえるのは、一体何故なのだろうか?
そんな音と人、人類の不思議な関係をこの作品は楽しくナビゲートしてくれるのだ。

普通は、ドキュメンタリー映画って正直、途中で眠くなったり、飽きる作品が多いが、これはご機嫌で最後までアッと言う間に時間が過ぎてしまいました!

何と言ってもクラッシックコンサートのライブは高価で、庶民にはそうそう年間何度も通えるものではない。しかし、本作ではそういった素敵なクラッシック音楽をメドレーで、少しずつ味わう事が出来のだから本当にお得な作品だ。
人と楽器が奏でる、その音楽の魅力に迫る事が出来るのだから申し分ない。
正真正銘のクラッシック音楽愛好家の方々に言わせれば、ライブと映画の音では臨場感や、身体に伝わる音の波動は雲泥の差が出ると言うかも知れない。だが、普段は中々目にする事や、聞く事が出来ない、音楽奏者の音楽に対する思いや、情熱そして、音との関わり、そしてコンサート旅行の裏側、移動の部分までもが紹介されるのだから、興味は尽きない。海外コンサートの楽器の移動の仕方迄知る事が出来る。と言う訳で、これはやはり贅沢!な作品だ。
コンサート奏者が明かす、作曲家への思い等々、或はコンサートを聴きに行く聴衆のインタビューもふんだんに紹介されている。そして人間とこれまでの、人類がどのような経緯で、音を自己の生活の一部として、取り入れてきたのかが理解出来るのだ。
つまり、この作品はクラッシック音楽ファンではなくても。人類の歴史の不思議が語られるので飽きる事はない。
人類はこの自然の恵みを得て、それを維持出来る事に感謝し、神への感謝の捧げ物として、踊りや音楽を奉納した。それ故音楽は万国共通の感謝の言葉なのだろう!
だからこそ、音楽を一緒に演奏し、楽しめるのなら、地上のパラダイスを作る事が出来るのかも知れない!!そんな甘い気持ちへと貴方を誘ってくれる本作も一見の価値があるのではないだろうか?

ryuu topiann