「もしかしたら凄いメッセージの込められた映画なのかもと思った」ひそひそ星 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
もしかしたら凄いメッセージの込められた映画なのかもと思った
ようやく観ることができました。
震災後に少し作風が変わった監督。
あの場所でロケもした。
音の使い方も上手い。
宇宙船は滑る様に進む。
物語は ー
多くの震災で人類は激減した。
地球から宇宙に散らばった人々へ
アンドロイドの鈴木洋子は
淡々と荷物を届ける。
意味不明なセリフ。
自主映画だからチープな雰囲気。
日本家屋の宇宙船?ありえない設定。
しかし全てのカットは芸術的な写真に見え
物語の何もかもが詩的で哲学的に思えた。
美しいが悲しい、悲しいが希望が見える。
アンドロイドの運ぶ荷物
その中身はハッキリしないが
受け取った者達には大切な何かか?
最後は幻想的な影絵の廊下を歩く。
影の主達は生まれ、死に、喜び、悲しむ。
その世界は今現在の?それとも過去の?
その内に思った
長く歩くその廊下は過去のもの
すでに失われた人々の、時間の姿、
個人的に、そうではないのかと、思った
その途端、恐ろしく悲しくなった。
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