「これでもかという豪華なキャスト。取りつかれた男の数奇な人生。」金メダル男 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
これでもかという豪華なキャスト。取りつかれた男の数奇な人生。
【賛否両論チェック】
賛:何事にも中途半端になってしまう男の半生が、おかしくも切なく描かれる。超豪華なキャストの登場の連続も圧巻。
否:笑えるシーンは意外と少なく、変にシリアスなので、単調で眠くなりそう。
「何事にも1等賞にこだわる=何にでも中途半端に手を出す」という負の連鎖に陥っていく主人公が、様々な人間達と出逢い別れながら、次第にその数奇すぎる人生を噛みしめていく様子が、クスッと笑えながらもどこか切なく映ります。
ただ、笑えるシーンは思いのほか少なめで、なおかつ結構シュールなので、人によっては退屈に感じてしまうかも知れません。その辺りは、好みが極端に分かれそうなところです。
そしてこの作品のもう1つの魅力が、何といってもその豪華すぎるキャスト。
「え!!これだけの役でこの人!?」
と何回も思ってしまうこと請け合いです(笑)。
笑いたい時というよりは、人生の機微を実感したい時に、オススメの1本です。
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