劇場公開日 2016年2月2日

「利用された純粋な心。人間の醜さが明かされるサスペンス。」ブレイキング・ゴッド 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0利用された純粋な心。人間の醜さが明かされるサスペンス。

2016年2月12日
PCから投稿

悲しい

怖い

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:友や家族のために犯罪に手を染め、必死で隠そうとする主人公の姿が、切なく描かれる。そんな主人公を利用しようとする周りの人々を通して感じられる、人間の醜さも印象に残る。
否:サスペンスなのに、ある部分で急にコミカルに見せたりと、若干どっちつかずの印象が否めない。かなりグロいシーンもあり。

 巻き込まれたごく普通の男が、それでも意地を見せて、友のためになんとか罪を逃れようと必死になる姿が、なんとも切なく映ります。
 そして、そんな純粋な彼を利用しようとする親友や義理の父・マフィア・警察・弁護士。それぞれの思惑が交錯し合い、人間の醜さが次第に明らかになっていく様も、また考えさせられます。
 詳しくは伏せますが、後半かなりグロいシーンがありますので、ご注意を。

映画コーディネーター・門倉カド