劇場公開日 1994年4月23日

「一線を退いた中年やくざの哀愁」カリートの道 mimiccuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5一線を退いた中年やくざの哀愁

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

・服役を終え全うな人生を歩もうとするカリート(アルパチーノ)に降りかかる悪の気配
・カリートの側近の弁護士(ショーン・ペン)がよくと金にまみれ終いには仲間をも裏切って殺されるクズを熱演、最後に拳銃の弾を抜かれたと気づいたとき思わずガッツポーズになった
・ビリヤードバーでのいとこが首を切られてからのカリートの立ち振舞いの本物感
・終盤の電車内のおっかけっこから駅での四人を相手にしたかくれんぼ、そしてエスカレーターでの撃ち合いまでのカメラワーク含めた見応えさ満天
・緊張感を煽る演出と主人公の悲しみによりそうショットはデパルマならではのものだと感じた
・ドアのチェーン越しに恋人のゲインと小声で会話して、鏡越しの裸の挑発からのドアぶち破ってキスの一連のシーンはロマンチック

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mimiccu