「漸く納得出来るロッキーのシリーズ」クリード チャンプを継ぐ男 かっちょ かっちょんさんの映画レビュー(感想・評価)
漸く納得出来るロッキーのシリーズ
正直、私にとって納得できるロッキーのシリーズはⅣまでだった。Ⅴはギリギリで、ファイナルは消化不良気味だった。やはり人間ドラマでグッとさせてくれるのがロッキーシリーズであると考えるから。この作品は、衰えたロッキーがとにかく悲しい。それだけで、泣ける。エイドリアンのことを喋るシーンでは、そこまでの複線もあり泣いた泣いた。とにかく、ロッキーの出るシーンはいちいち涙腺を刺激する。(隣に座っていた女性客は殆ど泣きっぱなしだった。)アドニスのファイトシーンは、若者が演じていることもあり迫力があり、本物の現役チャンプとのファイトシーンも、その結果も納得。アドニスの彼女役の子もいい。もし、続くのなら追いかけたい。そう思わせる作品だった。エンドロールが始まったら、回りから拍手が起こっていた。
“次”で描かれる可能性があるのは、アドニスの彼女の病気について、恐らく空位になるであろうタイトルを巡る攻防、母親(義理)との関係など、よりアドニスにフォーカスされた作品になりそう。
ロッキーとのくだりは減るかも。
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