「原作は知らないけど、前のデッドプールの方がかっこよかったし強かった。」デッドプール Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
原作は知らないけど、前のデッドプールの方がかっこよかったし強かった。
映画X-MENシリーズのスピンオフらしいので見た。
最近シリーズ物が多いけど、全部見ているのはX-MENシリーズくらい。
デッドプールが出てくるのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』。
ウルヴァリンと戦う敵がデッドプール。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』では、ウルヴァリンがけっこう苦戦していて、兄のビクター(あれ以来出てこないけど、どこ行ったのだろう?)と一緒に戦って、やっと勝ったような印象だった。
能力は、瞬間移動とビーム。ウルヴァリンみたいに不死身で、手の甲から剣が出る。
しゃべりすぎるから、口は縫い付けられていた。
本作は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のデッドプールとはまったく関係なかったし、能力は不死身だけ。
ウルヴァリンくらい出てくるのか?と思ったけど、出てこなかった。
「ウルヴァリンに映画化の許可をもらったんだ。」みたいなギャグが出てくるだけ。
その他のギャグも字幕版で見たせいか、あまり面白いものがなくて、劇場にはけっこう人が入っていたけど、笑いは起こっていなかった。
基本下ネタで、パロディーが少々入っているくらい。
顔ネタで、デッドプールの顔のことを「腐ったアボガドが○○○して生まれたような顔。」と言っていたのが少し面白かったけど、顔みると元がすごくイケメンなので、そんなに悪くないのでは?という気がした。
無責任ヒーローということだったけど、特に無責任でもなかった。
女性に関してはすごく一途だし、人は殺していたけど戦いだからしょうがないと思う。
ギャグでも使われていたけど、映画『96時間』のリーアム・ニーソン方がよほど無責任。
結局、本作の『デッドプール』はコメディーというより、正統派ヒーローものに近いような気がする。
本作の方が原作に近いらしいけど、原作を知らない映画X-MENシリーズのファンとしては、、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のデッドプールの方がいいような気がする。
前の方がかっこよかったし、強かったし、設定もよかった。
スピンオフとはいえシリーズの世界観をまったく無視するのはよくないと思う。