A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒーのレビュー・感想・評価
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コーヒーができるまで
コーヒーに関わるいろんなリーダーたちが、
自分の立場で、コーヒーを語る。
スペシャルティコーヒーを知る、のによいドキュメンタリー。
でも一方で何を伝えたかったのかはわからなかった。
工業的な大量生産への反発なのか。
ワインはブドウ生産者である方々が、そのまま醸造、ボトリングまですることが多いが、コーヒーはなんで違うんだろうか。コーヒーの一次生産者が、そのまま焙煎したりしないのはなぜだろう。生産者が、初めてエスプレッソを飲むというシーンに、なんか心がムズムズした。
コーヒー関係者のスナップ集
生産から喫茶店迄、コーヒーに携わる人々をただ撮った平凡なドキュメンタリー。
最高峰のエチオピア・ゲイシャも出てこないし、生産過程は雑で衛生的とも思えない描写が延々つづく、喫茶店オーナーたちの蘊蓄は語られるが論理的な裏付けには言及しないので豆選びや淹れ方の参考にはならないでしょう、味の好みは人それぞれですから・・。
私がおいしいと思う豆はスタバのカフェベロナかな、生豆ではケニアの豆がフルーティで好きでしたが値段が高いので普段飲みは一番安いブラジル・サントスを熱風焙煎機で深入りして飲んでいます、デロンギのマシンも持っていますが手入れが面倒なのと豆の使用量が多いので、ドリップが一般的、喫茶店で出されたのが美味しかったのでサイフォンも買いましたがうまく淹れられません、やはり、おいしいのを飲みたいときはお店に行きます。
【珈琲好きにはタマラナイ、珈琲の奥深さや、珈琲豆が、生産者から消費者に亘る過程を描く。今は無き「大坊珈琲店」のご主人による珈琲を丁寧に淹れるシーンは必見である。】
ー 週末のみだが、朝、イノダコーヒの”アラビアの真珠”や”コロンビアのエメラルド”を時間を掛けて淹れて飲んでいる。
豊饒な時が訪れる。-
◆感想
・今作を観ると、珈琲の原産地(経済的に発展途上の国が多い。)に赴き、豆の選定、焙煎の仕方、ドリップの仕方などを極めようとする珈琲に憑りつかれた人たちの姿が描かれる。
・そして、今作には私の様な珈琲は好きだが、手元に届くまでの過程を知らない者にはとても勉強になる事が多数描かれている。
大変に面白い。
・鑑賞中にふと思ったのだが、珈琲とBean to Barにより作られたクラフトチョコレートは似ている気がした。
<今作で、最も美しいシーンは、閉店した「大坊珈琲店」のご主人による珈琲を丁寧に淹れるシーンであろう。その美しき所作は、巻き戻して二度鑑賞した。
正に、珈琲の職人である。
面白き、ドキュメンタリー作品である。>
コヒーグルメでなくても楽しかった。
コーヒー通では全くないが、これを観て、コーヒー生産からバリスタまでこれだけの人の手を使って、念入りに心を込めて扱ってくれるのでいっぱいのコーヒーに感謝の気持ちが生まれた。
特に、ホンジュラスの生産者、デビット(Mancia Coffee Farmer, Lake Yojoa 地方)などがアメリカのコーヒーショップを訪れ、自分の生産したコーヒーをバリスタに入れてもらって飲むシーンには目頭が熱くなった。自分の生産したコーヒーを初めて飲むらしい。生産者ケビンの微笑みが良かったし、彼はエスプレッソが好きなようで、自分の生産して出来上がったコーヒーに誇りを持っているようだった。それに、バイヤーはデビットやケビンたちのコーヒー豆を一生買ってくれると。生産者と販売、消費者が結びついてよりいいコーヒーを作るようになれるわけで、生産者は感慨深いだろうね。ーこれが一番好きなシーンだった。
このドキュメンタリーは生産者(ホンジュラス。ルワンダ)、コヒーの歴史、豆からコーヒーになるまでの過程、グリーン・コーヒーバイヤー、コーヒー豆を煎る専門(喫茶店)、ポートランドのスタンプタウンコーヒー、サンフランシスコのブルー・ボトム・コーヒーなど、バリスタ・チャンピオンシップ、エスプレッソ、ホットコーヒーなど、盛りだくさん。
個人的によく飲むコーヒーはグアテマラで、グアテマラ・シティーに行った時、初めてその土地のグアテマラを飲んで、あまりにも美味しいのでびっくりした。どこにでもありそうな喫茶店だったけど、本場だからね。その後美味しいコーヒーを味わったことがなかったが、あるレストランでの、アンティグア(グアテマラ)のコーヒーが美味しかった。それ以来、コスタリカ、グアテマラを中心にして朝、コーヒーを一杯入れるが、ホンジュラスのも試してみたい。(Las Flores, Las Manos)の名前を控えたので試したいと思う。
私の口に合うコーヒーは中米のアラビカ種である。
ここで、スタンプタウンはルワンダ(Lake Kivu)原産地のコヒーを使っていることがわかった。これについてちょっと書く。グリーン・コーヒー・バイヤーのダーリン・ダニエルさんの話が一番好感が持てたから。
実はオレゴン州のポートランドのダウンタウンにあるこのスタンプタウンの喫茶店でコーヒーを飲んだことがある。粋な喫茶店で数ある喫茶店の中でも一番プロフェッショナルな喫茶店だと思ったがコーヒーが私の口に合わなかった。その後親戚がケニヤに行ってコーヒーと紅茶を土産にくれた。紅茶はこれが本物と思えるぐらい一級品だと思ったがコーヒーは「醤油の味だね」と娘と呟いた。なあるほどこれでスタンプタウンのコーヒも私の口の合わないとわかった。
でも、他の人の口には合うと思うよ。これは京都にあるね。
一軒の農家から野菜を買って、レストランを経営するように、このコーヒーもフェアートレードからではなく、一つのコーヒー園から豆を仕入れるという形(direct trade)をとる。スタンプタウンのグリーンコーヒーバイヤーのダニエルさんは流通形態の複雑さより、シンプルに生産者とパートナーシップを組んで、人間的な関係を結んで商売をしている。この間に、Huye Mountain Coffeeがディレクターのデヴィッド?さんが入るが、流通過程をシンプルにするのは経費も減るね。水不足で水を引いた時も、スタンプタウンに交渉してコーヒー園のみでなく、地域の人々にも役立ったわけだ。それに、コーヒーをカッピングするのを初めてみたが、ワインと同じようだね。コーヒーって少し冷めた時に、味・香りがよくわかるんだね。
日本の大坊コーヒーの店主は38年もやっていたんだね。ブルーボトムコーヒーのオーナージェイムス・フリーマンが大坊さんのコーヒーを入れる時の細かさを褒めていたね。コーヒーの淹れ方など、『形』を大切にする日本文化の特徴がよく出ていたねえ。でも、フリーマンは大坊コーヒーがうまいとは言わなかったね。残念、こんなに時間をかけてフリーマンを待たせていれたコーヒーなのに。実は『ノース・フェース』という洋服の会社のCEOが日本でコーヒーを飲んだ時も、『コーヒーの表面に桜の花が浮かび上がるのを待って飲んでください』と言われたそうだが、待って美しい桜を見て飲んだが、コーヒーは不味かったと。私は彼から聞いた。
パンデミックの中,皆さんどうしているのだろう?
コーヒーの奥深さを知る。
コーヒーの奥深さを知るドキュメンタリー映画なのですが、それと同時に、気軽に飲んでいるコーヒーの背景に、生産者の如何ほどの苦労があるのかという事を垣間見ました。
昨今、フェアトレードと言って、ちゃんと生産者の人にも利益が回る様にとちゃんと考慮されてコーヒーが作られていると言われますが、それでもね、これを見ると、生産者の人がどれほど苦労してコーヒーを作っているのかという事が良くわかります。ちゃんと、エシカルなコーヒーを選ぼうかと思います。
毎朝のコーヒーが昨日よりもちょっぴり美味しくなる映画
この映画を観るとQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が向上します。マジで。
良い映画というものは鑑賞した人の価値観を変えてしまう効果がありますが、本作は数ある映画の中でも価値観の変化が大きい作品だと思いますね。現代社会では誰もが当たり前のように飲むコーヒー。平成28年に全日本コーヒー協会が実施した調査では、日本人は平均で一週間あたり11杯のコーヒーを飲んでいるそうです。町を歩けばスターバックスやドトール、コメダ珈琲店などの喫茶店チェーンをいくらでも見掛けますし、缶コーヒーやコンビニコーヒーが広まって誰でも気軽にコーヒーを楽しめる時代です。100円出せばコーヒーが飲めるということがどれだけ恵まれていて、どれだけ多くの人間によって供給が支えられているか、この映画を観れば知ることができます。
「専門店の1杯7ドルのコーヒーは高く感じるが、その一杯のために掛かる手間を考えれば安すぎるくらい」という序盤のナレーションも、ラストシーンには納得できるようになりますね。
劇中では「日本はコーヒー大国」と紹介されていて、日本のバリスタや喫茶店が紹介されているのを観て、日本人であるにも関わらずそのことを知らなかったことが勿体ないと感じました。
日本人ならば毎日当たり前に飲んでいるであろういつものコーヒーが、この映画を観てからだと少しだけ特別なものに感じられるようになります。この映画を観れば、毎朝のコーヒーが美味しくなってQOLが向上します。全国民が観るべき映画です。
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畑に生るコーヒーの実が一杯のコーヒーとなるまでを追ったドキュメンタリー。畑の生産者・コーヒーを買い付けるバイヤー・流通業者・バリスタや珈琲店経営者など、コーヒーに関わるあらゆる職種の第一人者へのインタビューと入念な取材によって、コーヒーの魅力に迫っていく。
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上映時間が短くて良い。上映時間は60分ちょっとしかないですが、内容はみっちり詰まっていました。映画には「適切な上映時間」っていうのがあると私は考えていますが、本作はこのくらいの上映時間がピッタリだったように感じます。そして、確かに短い上映時間の中にも「ここはしっかり見せたい」という制作者のこだわりが感じられるシーンがいくつかありました。例えば「大坊珈琲店」の店主である大坊さんがコーヒーを淹れるシーン。レトロな秤を使った豆の計量から、焙煎、挽き、ドリップまでの一連の所作を、流れが分かるように最小限のカットでかなり長い尺を取って描写しているのが印象的でした。たった60分ちょっとの上映時間の中の3分くらい使って描いていて、「この一連の所作の美しさを観てくれ」という制作サイドのこだわりが感じられました。
ドキュメンタリー作品なので物語的な見せ場とかは特にないから、「ここが面白かった」みたいなレビューができないのがもどかしいですね。間違いなく面白かったんですけど。
とにかく、私のレビューでは語りつくせないほど良い映画でした。
短い映画なので、空き時間にぜひ観てみてください。オススメです!!!
時間や労力を考えると安すぎる値段です
映画「A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー」
(ブランドン・ローパー監督)から。
コーヒーやワインなど、それに関わる人たちの哲学、
ややドキュメント風の作品は、何作も見てきた。
その場では、なるほど・・とメモするが、後から思い出せない。
そこで今回は、もう少し生活に密着した台詞を選んだ。
「一杯7ドルの高価なコーヒーを専門店でみかけますが、
時間や労力を考えると安すぎる値段です」
コーヒーって、予想以上に手間がかがることは知識として
知っていたつもりになっていたけれど、予想以上だった。
ルワンダなどのコーヒー豆の生産地で働く人たちの労働賃金、
さらに続く多くの工程を加味すると、
私たちがコンビニ等で、一杯100円で飲めるのは不思議である。
私は、最高級・本物志向のコーヒーを求めてはいないからか、
生産地の彼らが、少しでも余裕を持って生活できることを願う。
明日から、コーヒーを飲むたびに生産者に感謝したい。
おかげさまで、今日もコーヒーが飲めました・・と。
タイトルなし
原産地 その栽培の様子から
究極の1杯を提供するまで
コーヒーに情熱·人生をかける人々
その姿を描いたドキュメンタリー
.
コーヒーの国ルワンダ
人々はコーヒーを殆ど飲まないそう。
大半が国外輸出。
作って売るのみ。
悲劇の印象が強く残るルワンダ
経済も崩壊しコーヒー産業壊滅から
2000年代に復活を果たした国
.
ドキュメンタリーの中では
世界初進出が東京·清澄白河で驚いた
"ブルーボトルコーヒー"の創設者や
閉店した"大坊珈琲店"オーナーなど
出演されています
生産地の人々の姿が印象に残った
ドキュメンタリー映画でした
.
観賞後は美味しい珈琲が
飲みたくなります☕️
美味しい珈琲には正当な対価を
コーヒーが好きなだけ
コーヒー産業の成り立ちから、現状を産地、流通、焙煎、バリスタと辿っていく。
問題提起はなく、コーヒー産業は頑張っているんだよ、という話。
それにしてもコーヒー市場の拡大に供給サイドはついてきたねぇ。
珈琲
意外にガッツリとコーヒーの歴史とか出荷までの道程に時間を割いてたので、“このバリスタが凄い!”とか“この店が大人気!”とかは期待しすぎない方が良い。
本当に美味しそうなコーヒーが出てくるのも終盤。
でも、コーヒーに対する異常な愛情がとても伝わってきて、コーヒー飲みたくなるのは間違いない。
ちなみに、僕が一番好きな映画館「日田リベルテ」での鑑賞。
ここの映画館はコーヒーにこだわりがあって、コーヒーを注文したら淹れたてをちゃんとしたカップに入れて上映中に運んで来るという映画館としては斬新なスタイル。
初めての人は戸惑うかと思いますが、是非一度体験してみてほしいです。
美味しいですし。
ずっと見たかったこの映画、リベルテなら絶対に上映してくれると待ってて良かった。
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コーヒーをめぐるストーリー。
コーヒーがわたしたちの手元に届くまで、どれだけの人や、手間ひまが込められているのかを実感できました。
思わずうるっとくるくらい、コーヒーが愛おしくなります。
一欠片も、一滴も、無駄にしては駄目だな、ちゃんと味わいたいな、と。
コーヒー好きの、コーヒー好きによる、コーヒー好きのための映画です。
うーん コーヒー屋さんの宣伝にしか思えなかった。もう少し コーヒー...
うーん コーヒー屋さんの宣伝にしか思えなかった。もう少し コーヒーの歴史や原産国での飲み方 などにも触れてくれると 面白かった。 せっかく 現地に取材してるのだから 工場だけでなく その街も取材すれば 広くコーヒーを捉えられると思う。 about coffeeと言うよりabout coffee shop or companyという感じ
流れてる音楽はよかった。
コーヒーに携わる魅力的な人々
コーヒーに関するメディアとしても、1つの映画としても、素晴らしい作品でした!収穫から私たちの手に届くまで、丁寧に描かれています。登場人物の全員が、とても魅力的でした。画も音楽も文句なしです!
是非、劇場で、コーヒー片手にご覧ください。自主製作映画のため、DVD化は厳しいかも。。。?!
多くの人に知ってほしい。
日ごろ、液体しか見ていないと、コーヒーは
画一的な工業製品という見方をしてしまいがちですが、生産地では驚く程手間が掛かっている農作物。
産地の生産者の方々が自分たちの生産したコーヒー豆で、初めてエスプレッソを飲んだ時の、あの嬉しそうな笑顔。涙が溢れました…
いいコーヒーには正当な対価を払う。
いいコーヒーを選ぶ。
美味しくいただく。
私たちがいつまでも美味しいコーヒーを飲めるために大切なことを教えてくれます。
明日からの一杯のコーヒーは、海の向こうの生産者にも想いを馳せていただこうと思います。
珈琲の奥深さを知ることが出来ました
コーヒー愛飲家は是非見て欲しい作品です。ブルーボトルなどのスペシャリティコーヒーは高くて飲んだことはありませんが、今作を見て興味を持ちました。映画の中で日本の喫茶店(大坊珈琲店)が紹介されていますが、店主の無駄の無い動きには感動しました。時間のある時にはコーヒーメーカーではなくドリップで淹れて見たいと思います。
珈琲愛に溢れたドキュメンタリー。大坊珈琲店のネルドリップの淹れ方が...
珈琲愛に溢れたドキュメンタリー。大坊珈琲店のネルドリップの淹れ方が芸術品で飲みたかった。ブラジル以外では手摘み、中南米は全て一本の木の子孫って。へぇ12
コーヒーとはいっても
生産者と一緒に豆を選定する人。
お店でコーヒーを淹れる人。
それぞれがストーリーを持っていました。
コーヒーという商品そのものだけでなく、
コーヒーを通じて提供出来るものの価値を
追求して、最大限に高めているのが
伝わってきました。
豆の選定では、標準的なものより、
個性のある唯一性の高い付加価値を。
淹れるのにも、そのプロセスの見せ方などで
感じるおいしさを引き立てる。
コーヒーと一言で言っても
豆やお店によって千差万別。
それぞれのストーリーを楽しめるんですね。
コーヒーが「違う世界に誘う麻薬だ」と
いうお店の方も方も出てきましたが、
説得力があり納得してしまいました。
それぞれの方が、それぞれ持つ生き方や
考え方もコーヒーに投影しているようにも
思えました。奥が深いですね。。。
また、ここで紹介されてるお店には
一度行ってみたいと思いました。
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