同級生のレビュー・感想・評価

最高！！！もう一回観たくなります。漫画もまた読みたくなりました。笑えるところもたくさんあって入りやすいと思います。

発行された当初からずっと同級生シリーズは好きだったのですが、映画化に正直不安がありました。

でも、不安はすぐに吹っ飛んで映画の世界に没頭できました。

また観に行きます。

原作はさわりのみ読んだ程度。
男1人ソワソワしながら観てきました。

彼らを通して、

恋愛に限らず、
素直でありのままでいることの
素敵さを改めて思いました。

そういうきっかけを
もらえる素敵な映画でした。

見て良かった。

ちらっとでも中村明日美子先生の絵を見たことがある方ならわかると思うのですが、あの繊細で優美な絵柄が見事にアニメーション化されていました。
そのことにまずびっくりですし、これだけでも観に行ったかいがあったな～と思いました。

ストーリーは原作に忠実すぎるくらい忠実です。
漫画の一話分を短編アニメにして、それを70分つなぎ合わせたような形になっています。
しかし、せっかくの映画化なので、もう少しオリジナルの部分を入れ各エピソードをつなげて、一本の映画として練り上げても良かったのでは……と感じましたが、原作が尊重されていることの方を喜ぶべきでしょうね。

怒んないけど！

今の私には全てが美しく、儚く、素晴らしくうつりました。

中村明日美子先生の代表作「同級生」
BL作品なのですが、空気から色彩から全てが繊細で上品。
押尾コータローさんが曲を担当という事で観に行きましたが、観終わった後「同級生」にどハマりしました。
観て損はないと思います。

同性間の恋はよりロマンチックで詩的。迷える佐条君を草壁が小乗的に救済っていう見事な二項律。アニメーションとしても素敵。ヘテロとの垣根、身体ともかく精神面では克服されたり。

見に行くか迷っている方、多いのではないでしょうか。BL作品だから、一人だから、原作を読んでいない、やっている映画館が遠い…。いろいろ理由はあると思いますが、それでも見てほしいと私は思います。何でもない日常が流れるようなゆったり優しい空気感の中で、キラキラまぶしく、パチパチはじける、胸がきゅっとする瞬間が切り取られています。一度立ち止まったり一歩踏み出したりすれば、もう少しうまく世界は回るのに、そのちょっとができなくて、でもそのできない気持ちがわかってしまったり。彼らの不器用さが焦れったくて、でも懐かしいような気もして、暖かい気持ちになりました。
私は普段感想を書いたりしないのですが、これはぜひ多くの人に見てほしいと、こうしてレビュー(のようなもの)を書いてしまうくらいおすすめしたいと思いました。BL作品としてもとてもよいのですが、ひとつの青春の恋のお話として、あなたもぜひ浸ってみてください。

作者や作品のファンでも、そうでなくても楽しめる作品だと思います。
胸がときめいて、笑って、ほっこり出来る良作です。原作を忠実に再現しています。本当に中村明日美子先生の絵が動いてる！という感じです。