アレノのレビュー・感想・評価
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女は夫との結婚生活に、味気なさを感じていた。 そして幼馴染の男と結託し、夫を湖に突き落として 殺した。 その後の顛末をたどったストーリー。
動画配信で映画「アレノ」を見た。
劇場公開日 2015年11月21日
2015年製作/79分/日本
配給:スローラーナー
女は夫との結婚生活に、味気なさを感じていた。
そして幼馴染の男と結託し、夫を湖に突き落として
殺した。
その後の顛末をたどったストーリー。
満足度は5点満点で2点☆☆☆です。
女が愛人と共謀し夫殺し、夫の死体が目つかるまでの三日間、肉欲に耽る...
女が愛人と共謀し夫殺し、夫の死体が目つかるまでの三日間、肉欲に耽るという話。
この女優さん大して美人では無いところが、リアルっぽい。
短い映画です。
欲求不満体
身体が弱い旦那を妻が友人男性(妻の愛人)と結託し、旅先の湖に突き落とそうとするが3人もろともボートが転覆。
妻と愛人男性は救出されるが旦那は行方不明に。
旦那の所在が分かるまで近くのホテルで待機することに。
愛人男性が救出された直後、警察官でもない人間にベラベラ嘘供述をし、(普通しないだろ💦)
いかにも不倫してます風な服装の奥さんを観せられ、
古臭いセックスも観せ付けられる。
(映像や演出的に古臭い。2人の性格や関係も古臭い。
昭和の日活とは言わないものの、20年前位のイメージ。)
まぁ、相手に性格的また性欲的に不満があるからこそ不倫や浮気がある訳だし、この奥さんの欲求は大そうな器。
中盤から幻覚な旦那がそれぞれに見え出す所は面白い。
ただ、主役2人がヘタレすぎかなと思う。
この2人それぞれにもっと個性があれば‥‥
久々の艶ムービー
山田真歩さんを見るだけでも必見ムービー。
映像や音、脚本も好きなのは好きだが映像慣れしてない方々には眠くなるかもしれないが、女優さん登竜門として見るならなかなか満足のいく、作品でした。
山田真歩と渋川清彦が魅せる!とは言えよく分からない部分も多かった
台詞は極端に少なめ、完全に見る者の想像力で内容を理解するタイプの映画だっただけに、私のような凡人には当然ながら全てを理解するなんて到底無理な話でしたけど、まあ山田真歩に渋川清彦と言う大ファンではないけどキャストに名前があったらついつい見たくなる2人に魅かれて見た映画でしたから、とりあえずガッツリ2人の演技を堪能できただけでも見て損はなかったです。
山田真歩は劇中1/3近くヌード、しかも前半の半分は濡れ場と言う、今までにイメージの無い役で意外性十分な演技を見せてくれましたね、一方の不倫相手役の渋川清彦は逆にイメージ通りのヤンチャなチョイ悪風男を好演、同じ濡れ場でも前半と後半ではまったく違う心境に到っている感じが手に取るように伝わって来る辺りは、さすがだなと思わされた2人の演技でした。
濡れ場の演出そのものについては、何かと賛否両論あるかとは思いますが、ソレ系の映画に詳しくない私としては、ただただ山田真歩頑張ってるな~と、思わされ続けた次第です。
山田真歩の夫役の川口覚の優しげな表情も印象的でした、渋川清彦とは対照的な川口覚って感じでしたね。
山田真歩のくたびれた主婦さ加減もこれまた絶妙だったと思いました。
病弱な夫の介護にその母さんの嫌味な性格、死んだような目をしているのも妙に納得の状態でしたから、不倫相手の渋川清彦との間に愛が無いのも一目瞭然、現実逃避するがごとく交わる2人の濡れ場は、見ていて虚しくも思えるような不思議な空気が漂っていた気がしました。
山田真歩の夫がいなければ、死んでしまえば2人なれる、堂々と愛し合える、表向きはそう思っても心の中では相反する感情も漂っている2人、後半幽霊も含めたスリーショットは、ホント不思議感で一杯な絵面でしたね。
漫画のような女1人男2人による幼馴染からの関係って、一体どんな感覚なんですかねぇ、そんな境遇で育ったことが無いので、全く想像がつきません。
幼馴染だったからこそ、この3人には複雑な感情が芽生えたのでしょうか、皆見ている方向が違う3人って感じだったのが、劇中の寒空と合致した印象で、雰囲気は抜群に出ていた映画だったと思いました、が・・・正直理解できない部分も多く、ラストの描写も分かるような分からないような、とりあえず凡人の自分には不向きな映画でした、しばらく経ったら山田真歩の濡れ場しか思い出せないかも(笑)
幼馴染みって
友人が極端に少ない自分とすれば、ましてやガキの頃から一緒だったという人間など想像もつかない。ドラマであるそんなシチュエーションでの物語のスタートは、だからして未経験さ故の甘酸っぱい郷愁が湧いてくるものだ。実際はどうなんだろうか?・・・
男2人、女1人の幼馴染みのファンタジーである。
2人の内の一人が抜け、後に残された2人は結婚する。しかし、男は身体が弱く、姑との関係も相俟って精神的に疲れている。そんな中で出て行った男が帰ってくる。一瞬で恋に落ちる二人。そして夫を殺害する計画を立て、実行に移す。湖から遺体が上がる迄、湖畔のホテルで待機する二人。待つ間に事の重大さ、殺してしまったからこその忘れていた愛情、そして幽霊となって現われる夫。忘れようとする為なのか、やっと二人きりになれた喜びなのだろうか、激しく求め合う二人。そんな中で心の移ろいが、津久井湖畔の自然の情景の美しさをバックに、淡々としかし、静かに燃える蝋燭の火の如く形を変えながら切なく進んでいく。
結末の落とし処は分からない。橋の上を車を動かす女。ジグザグに進み、危ない運転は自分の人生なのか・・・ 後追い自殺を試みるも失敗に終わる出来事もあって、ドラマの様に綺麗に終れない情けない姿がそこには存在する。
訴える映画ではなく、流れる映画。主人公の女の移ろいゆく心の有り様を噛みしめるような心地で観る映画である。
こういう映画が好きになれば、もっと人の心が読み取れるのではないだろうかと感じさせた。
個人的には絡みのシーンでの、2人の求め合う姿がまるでレスリングの試合のような感じで少々コミカルであったがw
残酷で優しい物語
夫を殺してその死体があがるまで妻と愛人がラブホテルでSEXをする物語。徐々に狂っていく妻と愛人をみつめる夫の亡霊が実に温かく優しい眼差しで、本来憎むべき二人を何故このように愛せることができるのかと考えながら観たら、とてつもなく深い思いやりに満ちた愛しい映画となりました。R18でSEX描写が多いですがポルノ映画だという印象は全く無いです。SEX時の表情が次第に変わっていく山田真歩さんの演技力が秀逸。夫役の川口覚くんの台詞では語られない表現から目が離せません。渋川清彦さんは覚悟の無いがさつさに憎みたくなりますが良い役者さんだなと思いました。(印象のチェックに入れた「幸せ」は、この映画に出会えて幸せという意味です)
偶然舞台挨拶に。
居合わせてラッキー。渋川清彦が生で見れるかと思ったら彼だけ来ていなくて残念。しかし主演の山田真歩さんはきれいな人で感動した。本編ではほぼメイクもなし、とくに美人だという印象は受けなかったが、魅力的ではあるなと思った。監督が舞台挨拶で言っていた山田真歩をきれいに撮るための映画、という話を聞き、妙に納得した。ちょいちょい出てくる死んでるはずの夫。途中の三人の絡み、逢引のシーンはなんだったのだろう?死ぬ前?死後?ラストの運転のシーンはどういう意味?チープな頭しかない私にとっては難しくもあった。これが監督にとって遊びの作品と言うのなら、逆にすごい作品なんだと思う。
稚拙なSEX描写
越川道夫とかいう素人の「初監督作品」らしいが、35で撮らず16で撮ったということがそもそも陳腐な素人的発想であり、映画からの逃避であり、誤魔化し以外の何者でもない。
ただただ噴飯物である。
さらに酷いのは性的描写だ。
越川道夫とかいう素人はSEX経験が貧しいらしい。
今一度ピンク映画の助監督から出直すことをお薦めする。
これぞ映画
東京国際映画祭の日本スプラッシュ部門で一足早く観賞。エミール・ゾラって「居酒屋」という作品が最も有名だとは思うが、この作品は「テレーズ・ラカン」を下敷きにしているとのこと。『天井桟敷の人々』のマルセル・カルネ監督がこの同名小説を映画化したことがあったけど、最近だとパク・チャヌク監督の『渇き』もそうらしい。
最初にはっきり言ってしまうと、この映画は明確なわかりやすいカタルシスは無い映画。ただ79分間、ずっと映像世界に陶酔できるような感慨が沸き起こる。今時めずらしく16㎜フィルムで撮影していて、ワンシーンワンシーンがとても詩的。映像のざらつき具合も、ぞんぶんにその効果を発揮している。主演の山田真歩って「サイタマノラッパー2」に出てた主役の女優とのことだけど、女優魂炸裂って感じで大きな存在感を見せている。
昨今のテレビドラマから派生したようなわかりやすい映画とは一線を画す作品だった。
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