「後半の失速感」後妻業の女 こきりこさんの映画レビュー(感想・評価)
後半の失速感
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いくら豪華俳優陣でテレビで宣伝しようと、こんな内容の映画なんて今時流行らないだろうと思いつつも、こういう染みったれた日本映画を絶やしてはならないと、期待を込めて観に行った。期待通りの昭和な、というか今でも、いや今だからこそよくあるだろう詐欺をねっとりと描写してゆく様に見入っていたのだが、後半の、柄の悪いオザケンが全く先を考えない行動をして行くあたりから展開が雑になってきて、あまりのめりこめなくなってしまった。警察にあんなの見つかって(そこもちょっと不自然)そんなお気楽に次へは行けんだろ〜。いかにも正義漢な濱マイクが、本性を見せるところは良かったけど、もっと納得のいく落ちが欲しかった。
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